旧日本煉瓦製造の工場見学
煉瓦について調べていると、旧日本煉瓦製造という会社に行き着いた。
といってもこの会社はすでに2006年に解散している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%85%89%E7%93%A6%E8%A3%BD%E9%80%A0
煉瓦を焼く窯がドイツのホフマンさんが考えた「ホフマン式輪窯」というもので、
当時の最新式の窯であったようだ。
古くは東京駅や日本銀行など、日本の近代化の過程で、
大規模な建築をする際に使われる煉瓦を作っていた。
工場跡地は、2006年に廃業後に、深谷市が管理しており、
不定期に臨時公開をしている。
ちょうどその公開日に当たったので、見ることができた。

現存しているのは、上の写真にある「6号窯」のみ。
煙突の下に楕円形の窯があり、その周りを木造で覆っている。

楕円形の長手方向は、約50メートル。
長さが100メートル以上ある窯で、それを18の部屋に分けている。
窯内部の高さが3.3メートルで、トンネル状になっている。
1部屋に18,000個の乾燥した煉瓦を積み上げ、
それを1000~1500度で焼成して煉瓦とする。

窯の天井にある凹みから、粉炭を投入して火力を調整したようだ。
この窯は24時間体制で火を絶やすことなく操業していた。

18の部屋それぞれに、床下近くに穴があいている。
これはそれぞれ煙突に繋がっており、煙を出すためのもの。

また各部屋に、外部への入り口もある。
ここから乾燥した煉瓦を運び入れる。
写真で見ると分かるが、窯の厚さは1メートル以上ある。

なぜ窯の平面が楕円形になっているかと言えば、
1つの部屋に火をつけて、煉瓦を焼いている間に、
反対側の部屋にある煉瓦は、火が通り過ぎて煉瓦が冷却されている。
よって焼成された煉瓦を取り出し、新たな焼成前の乾燥煉瓦を運び入れることが出来る。
楕円形の窯を火が一周するのに22~23日かかったので、そのタイムラグのおかげで、
火を落とすことなく、焼き続けることが出来るのである。
効率的に大量に煉瓦を焼くために、「ホフマン式輪窯」は考案された。
この窯では月産65万個の煉瓦を作り、焼く60年間煉瓦を焼き続けた。
隣接する敷地に、当時の煉瓦作りの建物「旧変電所」が現存する。

この建物で約100年経っているとのこと。
とても良い風合いで、歴史を感じさせる。

室内の天井を見る。
屋根は木造で造られている。

窯と旧変電所は、国の重要文化財に指定されている。
日本の近代化に欠かせない、貴重な建物であると思う。
煉瓦の製造過程を見ていくと、土を練って、形を整え、
火で焼くことで作られていることが分かる。
本当に原始的な素材である。
旧日本煉瓦製造は、煉瓦の需要が減り、安価な輸入煉瓦に押される形で廃業したが、
煉瓦という素材そのものは、もっと見直されるべき素材ではないかと思う。
といってもこの会社はすでに2006年に解散している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%85%89%E7%93%A6%E8%A3%BD%E9%80%A0
煉瓦を焼く窯がドイツのホフマンさんが考えた「ホフマン式輪窯」というもので、
当時の最新式の窯であったようだ。
古くは東京駅や日本銀行など、日本の近代化の過程で、
大規模な建築をする際に使われる煉瓦を作っていた。
工場跡地は、2006年に廃業後に、深谷市が管理しており、
不定期に臨時公開をしている。
ちょうどその公開日に当たったので、見ることができた。

現存しているのは、上の写真にある「6号窯」のみ。
煙突の下に楕円形の窯があり、その周りを木造で覆っている。

楕円形の長手方向は、約50メートル。
長さが100メートル以上ある窯で、それを18の部屋に分けている。
窯内部の高さが3.3メートルで、トンネル状になっている。
1部屋に18,000個の乾燥した煉瓦を積み上げ、
それを1000~1500度で焼成して煉瓦とする。

窯の天井にある凹みから、粉炭を投入して火力を調整したようだ。
この窯は24時間体制で火を絶やすことなく操業していた。

18の部屋それぞれに、床下近くに穴があいている。
これはそれぞれ煙突に繋がっており、煙を出すためのもの。

また各部屋に、外部への入り口もある。
ここから乾燥した煉瓦を運び入れる。
写真で見ると分かるが、窯の厚さは1メートル以上ある。

なぜ窯の平面が楕円形になっているかと言えば、
1つの部屋に火をつけて、煉瓦を焼いている間に、
反対側の部屋にある煉瓦は、火が通り過ぎて煉瓦が冷却されている。
よって焼成された煉瓦を取り出し、新たな焼成前の乾燥煉瓦を運び入れることが出来る。
楕円形の窯を火が一周するのに22~23日かかったので、そのタイムラグのおかげで、
火を落とすことなく、焼き続けることが出来るのである。
効率的に大量に煉瓦を焼くために、「ホフマン式輪窯」は考案された。
この窯では月産65万個の煉瓦を作り、焼く60年間煉瓦を焼き続けた。
隣接する敷地に、当時の煉瓦作りの建物「旧変電所」が現存する。

この建物で約100年経っているとのこと。
とても良い風合いで、歴史を感じさせる。

室内の天井を見る。
屋根は木造で造られている。

窯と旧変電所は、国の重要文化財に指定されている。
日本の近代化に欠かせない、貴重な建物であると思う。
煉瓦の製造過程を見ていくと、土を練って、形を整え、
火で焼くことで作られていることが分かる。
本当に原始的な素材である。
旧日本煉瓦製造は、煉瓦の需要が減り、安価な輸入煉瓦に押される形で廃業したが、
煉瓦という素材そのものは、もっと見直されるべき素材ではないかと思う。