見積もりを出します | 建築家長沼幸充ブログ

見積もりを出します

現在設計中の「東三木の家」が、いよいよ見積もり段階に。

今回は施工業者さんが決まっているので、単独で調整することになります。


設計図はとても大切なものです。

業者さんがこちらの意図を読み取れるように、分かりやすくなくてはいけません。

細かく書きすぎた図面では施工中に読みにくく、

あまり密度の濃い図面を描いても混乱させるだけです。

もちろん必要な情報は入っていなければなりませんが、

出来るだけ簡素に図面を描きたいと思っています。


見積もり依頼をすると、住宅規模ならば約3週間で金額が上がってきます。

実際はここからもう1つ山を越えなければなりません。

だいたいは、予算を数百万円単位でオーバーしているためです。


この段階でもう一度、本当に必要なものはなにか、後々取り付けられるものなど、

優先順位を付け設計図から削除していきます。


これらの作業が、「あきらめる」という行為のため、

やはりクライアントにとって辛い作業になります。


しかし、最初から予算ピッタリを狙って、希望するものを抑え見積もりを取ってみても、

「実際には含めて出来たのでは?」という疑問が沸いてくるかもしれません。

ですから、私はまずは希望通りのものをなるべくすべて入れてしまい、

最後に優先順位を付けて調整していくやり方をしています。


最初から自制した計画とするか、最後に取りやめるか、

どちらがいいかは分かりません。

ただ予算のなかで、最良の計画に辿り着きたいと常に思っています。