時間を刻むものを | 建築家長沼幸充ブログ

時間を刻むものを


家の外壁を決めるときは、


みなさんすごく悩まれると思います。




「雑誌で見たような、かっこいいものにしたい」


「あまり目立ちすぎても困るし」




ここで一番重視されることは、完成時のイメージではないでしょうか。






もちろん家の雰囲気づくりには、


イメージを持つことは非常に大切です。




ただ材料を選ぶときには、


長い時間でどのような雰囲気になるかも考えてみてください。






例えば、外壁。




ハウスメーカー系ではサイディングというパネルが、


最も選択肢の多いものです。




レンガ調や金属のようなシャープな印象のもの、


塗り壁の左官仕上げのようなものなど。




これらは出来上がったときに非常に綺麗で、


年数が経ってもその綺麗さが保たれたままです。




良いことのようにも思えますが、


時間を刻まないものには愛着がわきにくいのではないでしょうか。




長年使っている万年筆が、


ど~しても買い換えられないように(私です)。






時間を刻む材料を使うと、


自分と一緒に過ごした分だけその痕跡を刻んでくれます。




それがやがて、


本当の我が家になっていくと思います。