病気が治らない状態でもお金や仕事などしなくてはならない時もあり、
うつ病がある程度良くなってきたと感じた時にバイトした経験での悩み
などを書いてみます。


バイトを始める前は、簡単な仕事だし、好きな事を仕事にしているから
普通にこなせるだろう
と思っていましたが、実際働いてみると自分が
想像していた以上に何もできない
と改めて痛感しました。

体力面、体力の回復、物覚え、精神面、適応能力この変が健康だった
時と違い苦労しました。


最初は無理せず、週に2.3日ペースでこなして行こうと思って
いましたが、実際は週3はすごく体力面で体が回復するのに
追いつかず
厳しいと感じました。

物覚えは、皆が誰でも当たり前に覚える初歩的な部分ですら覚える
のに人の何倍も時間をかけて、努力しないと覚えられない
事に苦労
しました。これは、うつ病の脳の状態や薬の影響で集中力が欠けて
覚える動作が困難になっているからだと感じました。

精神面は、ここが凄く重要な事で、何か仕事の事でダメだなーと
思ってしまうとそこから悪い方に引きずられて悪化して長続きしなく
なってしまいます。
自分の場合は仕事を覚えきれない不安から、悩みだして落ち込んで
行くことで精神面で辛くなっていきました。
うつ病の精神面は体力と直結する部分であり、毎日1時間ウォーキング
できる状態でも、不安定な時は10分で肉体的に限界
に達してしまい、
これを仕事で考えると常に自分の低い体力の状態で働かないと
いけない
ので疲労、体力の回復もどんどん追いつかず最後は
リタイアしてしまう事に繋がります。

自分のバイトを辞める切欠は体力の低下でした。
お昼の休憩時間もぐったりして、何も食べる気力もなく、疲労回復に
寝ているだけで時間がすぎてしまう状態になっていたのでこれ以上は
危険と感じて辞めました。

人それぞれ病気の状態もあるので、一概には言えませんがかなり
苦労する所もあると思います。
ただ、この経験があったおかげで今、治ってからどんな仕事が
いいのか?どれだけ働けるのか?どこまで出来るのか?
などが
活かされているとも感じました。


自分の今の仕事への悩みは完治した事への変化に対応できていない
事だと感じました。
治った瞬間、感じるのは体中から気力、体力、やる気があふれ出て
まるで別人
になったようで、世界が本当に明るく見えて、今ならどんな
事でも出来る気がするようで、自分自身を少し怖く感じるくらい力に
満ちている状態になっているので、毎日は楽しい事であふれ、今まで
出来なかった事を何でもしたいし出来るという
高揚感であふれている
状態ですが、実は現実はそうでもなくて普通に淡々と仕事こなすだけの
日々
だったりするので、そのギャップを少しづつ修正しながら現実に目を
向けて
いかないと、簡単な仕事でも長続きしなかったりするんだと、
ソーシャルワーカーの方と話をして実感しました。


治ったから、何でもすぐ出来るではなく、初心にかえり着実に1歩ずつ
1つの事に目を向けて
進まないとあれもこれもでは全てが台無しに
なってしまうと思いました。