アルミ製網戸ネットは正式名称をアルミニウム合金製網戸ネットまたはアルミニウム・マグネシウム合金製網戸ネットといい、マグネシウムを含むアルミニウム合金線を主原料とし、精密な編み込み加工と表面処理を経て製造される建築用防護資材です。優れた耐食性、高い強度、良好な透光性・通気性を備えることから、住宅、オフィスビル、公共建築物の窓や扉における防護・装飾分野で幅広く活用されています。
1. 素材と製造技術
核心素材
アルミニウム製網戸ネットは主に5154 番アルミニウム・マグネシウム合金線を用いて編まれています。この素材にはマグネシウム元素が含まれており、網戸ネットに極めて優れた耐食性と靭性を付与するため、湿度の高い環境での使用に特に適しています。
製造技術
- 編み込み方式:数値制御による平織り工法で精密に編み込むことで、網面の平坦さとメッシュ数の均一性を確保しています。
- 表面処理:加工前の網面は銀白色を呈しています。表面洗浄を行った後、樹脂コーティングまたは焼付け塗装の 2 種類の工法でエポキシ樹脂塗料を塗布することで、緑色、銀灰色、青色、黄色、黒色など多様なカラーコーティング層を形成できます。
- 高級製品の特徴:エポキシ樹脂塗料が塗布されたアルミニウム製網戸ネットは高級品に分類されます。常温下で色落ちせず、120℃の高温環境でも変色しない性能を備えており、主に欧米地域へ輸出されています。
2. 仕様パラメーター
アルミニウム製網戸ネットは多様な仕様の組み合わせに対応しており、実際のニーズに合わせた特注も可能です。
- 線径の範囲:0.18mm~0.27mm(一般的に BWG31 または BWG32 の規格に準拠)
- 幅の範囲:0.5m~1.52m(一部特殊仕様は最大 2.50m まで対応可)
- 網目の仕様:14 メッシュ、16 メッシュ、18 メッシュといった標準タイプに加え、18×14 メッシュ、16×14 メッシュなどの組み合わせタイプも存在します。
- 一般的な寸法例:3 フィート ×100 フィート、4 フィート ×100 フィート、1.2m×30m、1.5m×25m など
3. 主な特長
物理的性能
- 耐食性・耐候性:耐酸性、耐アルカリ性、耐食性に優れ、錆びることがない特性を備えます。特に沿岸地域や湿度の高い地域での使用に適しています。
- 高強度・高靭性:従来のナイロン製や PVC 製の網戸ネットと比較して、強度が高く靭性にも優れるため、変形しにくくなっています。
- 熱膨張・熱収縮の特性:軽量金属部材であるため、熱膨張・熱収縮の物理的特性を有します(温度が 1℃上昇するごとに、長さ 1m あたり約 0.023mm 伸長)。高品質な製品では設計段階で変形代を確保しており、夏季にたるみが生じたり、冬季に開閉が固くなったりする不具合を防ぎ、長期にわたって密閉性を維持できるようになっています。
機能的優位性
- 透光性・通気性:網面の構造が合理的に設計されているため、一般的なナイロン製網戸ネットよりも空気の流通効率と光の透過効率に優れています。
- 電波受信への適性:金属素材の特性から、一部のアルミニウム製網戸ネットには電波受信機能を兼ね備えたタイプもあり、特定の構造を持つ電波受信用カバーとして活用できます。
- 美観性・装飾性:色彩が豊富で網面が平坦なため、防虫機能と住宅の内装装飾機能を併せ持っています。
4. 適用シーン
- 基礎的な防護:窓や扉、廊下などに広く用いられ、蚊、ハエ、その他の小さな昆虫が室内へ侵入するのを効果的に遮断します。
- 建築装飾:高級オフィスビル、一般住宅、ホテルなどの建物の窓や扉に採用され、建物全体の美観を高める効果があります。
- 特殊用途:湿度の高い環境での防護用資材として適しているほか、電波受信機能を備えた特定のカバー構造部材としても使用されます。

