縄文杉トレッキング
《縄文杉についての情報》
縄文杉:幹周 16.4m
樹高 30m
樹齢 推定3,000年以上(?)
標高 1,300m
縄文杉は今や屋久島のシンボルいや自然界全体の的存在であるが、発見されたのは意外に最近である。1966年、屋久島役場の観光課長だった岩川卓治氏により発見され紹介された。発見したときその巨大さに岩だと思ったそうである。推定樹齢は2700歳から7200歳と開きがあり曖昧である。放射線炭素年代測定法で樹齢がわかるが、芯部の古木は樹体保護の為未調査(海外で古木の芯部のサンプル取得で枯れた例があるそうだ)、誰も縄文杉を枯らしたくないし樹齢を正確に測定したいとは思っていないからだろう。それに樹齢が謎の方がよりロマンを感じる。
縄文杉という名前の由来は、縄文時代から生きているという説と幹の表面の造形が縄文土器に似ているからという説の2つがある。
縄文杉へのルート荒川登山口からの日帰り往復が最も一般的である。
荒川登山口・・(トロッコ道)・・大株歩道入口--(山道)- -縄文杉
標高670m 8.1km 標高910m 2.5km 標高1280m
歩行距離 : 往復21.2km
標高差 : 610m (累積標高差 約760m)
歩行時間 : 9~10時間
所要時間 : 10~11時間
屋久島での3日目(5/27)も4時前に起床し、am4:45にホテルを出発しました。荒川登山口にam5:35に到着し登山準備開始です。メンバーは昨日と同じ、YGK登山ガイドのMさん、6人のツアー参加者とTDのNさんの8名です。
《トロッコジーゼル、これ本当にうごくのかなあ》
am6:00ちょうどに荒川登山口を出発しました。トロッコ道はしばらく歩きにくい枕木の上を進みます。ちなみにトロッコはまだ現役で時折運搬用に使われているそうです。運がよければ出会えるそうですが、残念ながら会えませんでした。
小さなトンネルをくぐり、橋を5つくらい渡ります。木立の中は涼しく気持ちがいい、道の両側には「もののけの森」が広がっています。
50分程歩くと小杉谷小中学校跡に着きます。案内板によれば、最盛期には小中学生の児童数は108人を数えたと書かれていて、当時の学校の様子の写真もあります。 
《小杉谷小中学校跡、校庭だけで建物は残っていません》
ここからトロッコ終点の大株歩道入口まで枕木の上に板が敷かれていてすごく歩きやすくなります。約2時間、原生林の中を道草をしながら気持ちのいいトレッキングです。
《小杉谷製品事業所跡、大正十二年から昭和四十五年》
三代杉、初代は2000で倒木、切り株の上に育った二代目は1000年で伐採され、またその切り株の上に三代目の三代杉がうまれ育って数百年、屋久杉の更新の歴史の一つの典型例だそうです。
《三代杉》
大株歩道入口にam8:50到着しました、トロッコの終点です。ここから本格的な山道の始まりです。一休みして、トイレ、水の補給、行動食を取り登山の準備します。
最初の急坂を登り、アップダウンを繰り返すと翁杉(推定樹齢2000年)が現れました。2009年9月に倒木したそうで倒れた樹と大株です。大木が倒れた跡は広く空が広がり日が届いていて若い樹木が育っています。この場所は自然の数千年に及ぶ世代交代サイクルを実感させてくれる場所でした。
《翁杉》
5分(約200m)ほど登るとウイルソ株が現れます。大株にかっこいいと言ったら不謹慎でしょうか、見たとたんテンションは上がりっぱなしです。その大きさと風格はすごい迫力です。周りの木々とのマッチングも素晴らしく雰囲気を醸し出しています。はじめての屋久島ですからお決まりの切り株の中からのハート形の空をみて、しばしみんなで写真撮影会です。切り株の中には祠もあります。
《ウイルソン株》
《ハート形の天井》
《ガイドさん得意のパノラマ写真で周囲の屋久杉の森の様子も入れてもらう》
ウイルソン株からこのコース一番の3段階に分かれた急坂が続きます。木々の間から、昨日登った宮之浦岳山頂と翁岳山頂が望めます。みんなで「昨日はあそこまでよく登った」と健闘をたたえ合いました。
《右の双耳の山頂が宮之浦岳、左が翁岳の山頂》
《巨大なヒメシャラの木、樹皮はツルツルです》
1時間ほど登っていくと大王杉が現れます。縄文杉が発見されるまでは最高樹齢の屋久杉と思われていたそうです。現在までに放射性炭素年代測定法で確認された中では屋久杉最古の木で樹齢3,000年とされています。
大王杉: 幹周 11.1m
樹高 24.7m
樹齢 推定3,000年
標高 1,190m
《本当は最高樹齢かも知れない??、がんばれ、大王様》
《夫婦杉、右が夫?杉は融合しやすい木で枝がくっつきます》
《最後の急登を登る》
大王杉から35分、最後の急登を登ったところに縄文杉があります。到着はam11:10、荒川登山口から5時間10分で出会いました。
《縄文杉、でかい》
《正面展望デッキより、根の保護の為作り直す度に遠ざかるそうです》
縄文杉の根を保護するため展望テラスは少し離れています、残念ながら今は木に近づくことはできません。展望テラスは正面と斜面を上がった右側と出口側の左側にあります。それぞれの場所から波打つ襞(ひだ)と瘤(こぶ)に覆われた異形を見ることが出来ました。数千年を生き抜く生命体は人が頑張って会いに行けばいつでも受け入れてくれる、全ては人の側の頑張り次第だよと教えてくれているようでした。
《北側の展望デッキより、より近くで縄文杉を望める》
《西側の展望デッキより、右の枝(重量7t)が折れる心配有りとの事》
帰路は来た道を戻ります。登り返しは多少ありますが、トロッコ道まで降りてくれば気持ちも楽になります。花を撮ったり、安房川の川岸に降りて足を水に浸けたり道草をしながらトレッキングを楽しみました。
《屋久島スミレ、下の花弁に紫の3つの線がある》
《モウセンゴケ》
《切り株の上の木の芽》
《安房川で登山靴を脱いで川遊び気持ちいい!》
荒川登山口にはpm4:30に戻ってきました。10時間半の行程でした。
お疲れさん、さあ今日もホテルに戻ってビールと焼酎で乾杯だ!!





























