Toastmasters International(国際本部、
私が思い描くビジョンとしては、数値的な目標はさておき、近隣クラブとの間の人の交流が盛んに行われている状態です。いってみれば「トーストマスターズ、みんな顔見知り状態」でしょうか。
マーケティングというと、営利企業のそれを容易に想像してしまいます。例えば、初期のユニクロが車で簡単に立ち寄れるロードサイド店舗を重点的に展開した例や、スターバックスが商圏内での共食いの考え方から、分散が良いと考えられえいた出店を、敢えてクラスターとして密集させて出店した例などです。
しかしながら、トーストマスターズは非営利の教育団体ですので、企業のマーケティングとは違ったアプローチが必要になると考えます。 最も大きな違いは、新規クラブの設立が、メンバーの自由意志にて、ボランティアとして行われることです。 資本の力で実行可能な営利企業とは、この点が全く違います。
尚、ここで言うクラブとは企業クラブではなく、コミュニティークラブです。企業クラブは、また違った特性を持ちますので後ほど述べたいと思います。
新規のクラブの立ち上げは、とてもエネルギーのいるボランティアです。何故、メンバーは、自分のお金と時間を使ってまで、立ち上げを行うのでしょうか? これは「楽しいから」に尽きるのではないでしょうか。苦しいけれど、大変だけど、人との関わりが楽しい、学びがあって楽しいのです。決して「今年のディストリクトの目標が20クラブ増加だから、俺もがんばって1つ作んなきゃ!」ではないのです。そう思って貰えたら、ディストリクトはとっても嬉しいと思うのですが。。
こうして考えると、新規クラブの立ち上げには、現在のメンバーにどれだけ頑張ってもらえるか、即ち「現状メンバーの活性化」が最も重要な課題であることが分かります。また、活性化された組織は、メンバーのリテンション率を高めますので、一石二鳥の最重要課題です。
●新規クラブ立ち上げへの、その他の項目
「現状メンバーの活性化」以外にも支援できる補助的な項目では、以下のようなものがあります。これらを、しっかりサポートしていくのも重要です。
・クラブ立ち上げ手順の伝達
・Webサイトの立ち上げ支援
・立ち上げ時の応援サポーターの手配の支援
●クラブの枠を超えた人との交流の重要性
では、「現状メンバーの活性化」をしていく為には、何を行えば良いのでしょうか? 私が信じる活性化のカギ、それ、「クラブの枠を超えた、人との交流」です。
私は、神奈川クラブの立ち上げ時に会員になって以来、比較的、所属クラブ内での活動をメインでやっていました。それはそれで楽しかったのですが、エリアガバナーやディヴィジョンガナバーの仕事を通して、「クラブの枠を超えた、人との交流」の楽しさを体験したのです。それは、全く違う次元での体験でした。もし、それらを経験することが無かったら、決してLGMに立候補をしたりはしていなかったでしょう。ですので、個人の経験として、これがカギであると信じています。
また「クラブの枠を超えた、人との交流」がきっかけとなり、驚くほどアクティブになったメンバーを何人も見てきました。実際、それらのメンバーの方々が、新規クラブを実際に立ち上げたり、立ち上げを検討しています。
これらの2つの理由から、「クラブの枠を超えた、人との交流」が、クラブ立ち上げのカギになることは間違いないと確信しました。
●クラブの枠を超えた人との交流の具体的施策
では、実施にはどうすればよいのでしょうか?
「クラブの枠を超えた、人との交流」を行ってもらうには、色んな仕掛けが必要だと考えます。ディストリクトが主催する役員研修やコンテストは、その絶好の機会です。また、ディストリクトの主催としては、色々と制限がありますが、他クラブを訪問し易いように、分かり易い情報を提供したり、何か呼びかけをするようなキャンペーンを行うのも考えられます。是非、LGMとして実行して行きたい内容です。