わたなべのブログ

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これまでは、コミュニティークラブを念頭に置いてきました。もう一つの成長の柱として企業クラブがあります。次に、企業クラブについての私の考え方を述べさせてください。 


加藤LGMによると、海外においては企業クラブが成長エンジンとなっているとのことでした。大きな企業でしたら、一気に数十クラブを立ち上げることも可能ですので、それは大きく頷けます。


企業クラブとして、最近の大きな変化は、NTT-COMさんの企業クラブでした。これは、規模、仕組みからして、ディストリクトにとって革新的なことでした。 お蔭様にて大きな成長を得られたことは確かです。 しかしながら、半面、この事例から、我々は多くを学ぶ必要があると考えています。


企業クラブについて、自分が考えるの最も重要な項目は「相互利益(Mutually Beneficial)」な関係にあることです。



トーストマスターズの活動には、幾つかのステークホルダー(利害関係者)が存在します。大きく分けて、「メンバー(クラブ)」「企業」「ディストリクト組織」「TMI国際本部」の4つです。それぞれが、それぞれの利害に応じた行動をとります。 


TMIの目標は「健全なる成長」です。「健全なる」の部分はDCPでの認識だけになってしまいますので、この場合は、「健全なる」をとってしまって「成長」としてもよいかも知れません。


これに対して、メンバーの目標は、実に多岐に渡ります。英語、人との関わり、リーダーシップ、上がらないで話せるようになる場、と多種多様です。 


ディストリクト組織は、中間管理職のように、TMIとメンバーの間を取り持つバッファとしての役割を持ちます。 舵取りが一番難しい立場といえるでしょう。


企業のニーズは、安価で質の高い英語教育です。日本の企業にとって英語のニーズは高く、企業クラブを検討する場合は、英語のニーズを主に考えて問題ないでしょう。


NTT-COMさんの事例から私が学んだ教訓は、TMIの成長の目標と、企業の安価で質の高い英語教育の目標は見事に一致したのですが、そこに、メンバーの利害が若干置き去りにされてしまったことです。 


前にも述べたように、トーストマスターズの活動の殆どは、メンバーのボランティア活動で支えられており、メンバーが最も重要なステークホルダーです。私が考える、相互利益になる企業クラブとは、コミュニティークラブと遜色の無いレベルに役員研修やコンテスト等に参加するクラブのことです。それが無い機械的な短期の成長は、長期的には悪い影響を与える可能性があります。


もし、企業クラブの立ち上げに際して、LGMとして企業の人事や教育部門と調整する機会があたったら、トーストマスターズのコミュニティーへ、役員研修やコンテストと通して参加することは、譲ることができない重要な要と考えます。企業クラブもイベントに参加するような状態が、ひいては企業クラブのメンバーへの利益にも繋がると信じています。


繰り返しとはなりますが、企業クラブが今後、より一層重要になってきるでしょう。 これを否定することなく、全てのステークホルダーにとって相互に利益のある調整が、長期的な成長にとって重要であると考えます。