先日の日曜日、キックボクサー増田博正選手の引退セレモニーが行われたREBELSをディファ有明にて観戦してきました。
1996年12月のデビューから16年で全49戦。国内で3本のベルトを巻き、2009年3月にはWPMFの世界王座も獲得。決してメディア等で大きく扱われたりする存在ではなかったが、今回このような華々しい舞台を用意してもらえる格闘家は本当にひと握り。それに値するには十分すぎる程の活躍をしてきたと思うし、何よりもインストラクターとして多くの後輩を育ててきたという面でも、この業界に対する貢献度は絶大なものがある。
そんな増田選手と出会ったのは97年のこと。建築現場等の登録制派遣アルバイトをやっていた時にたまたま知り合った。その1週間ほど前にも大人数の現場で一緒になってはいたが、この時2人だけの現場で色々と話をしているうちに、彼がプロのキックボクサーであることを知った。しかも2日後には試合があるというので、元々キック観戦は好きだったこともあって97年7月25日に後楽園ホールで行われた全日本キックの試合を観戦に行った。この試合がデビュー4戦目で当然まだまだ無名の若手選手だった。
余談ではあるが、この時に当時所属していたアクティブJジムの後輩選手も
出場しており「コヒ君っていう良い選手が出るから応援してね」と言われたのだが、これが後にK-1 MAXで活躍する小比類巻だった。
あの日から15年、日本国内で行われた試合は全部見に行った。
今数えてみたらなんと40試合!!
この後に所属ジムが全日本から独立しJ-NETWORKを旗揚げ。自分も旗揚げ戦以降しばらくは彼が出場しない大会も観戦しにいっていた。
当時は貝沼選手、小比類巻選手に続く3番手という立ち位置だったが、いつしかJの貴公子と呼ばれ団体を牽引する立場に。そして現在のスクランブル渋谷へ。
元々彼の応援サイトをやていたこともあってジム関係の飲み会などにも呼んでもらったりしたことで、ジムの会員さんとも交流する機会ができた。そこで知り合ったトット夫妻の結婚パーティーでは新郎VS増田選手のエキシビジョンマッチでリングアナをやらせてもらったことも本当に良い思い出。
また、顔見知りだった会員さんが数年経って実は同級生のお姉さんだったことが判明したり。
とにかく、増田選手のおかげで新しい出会いにも恵まれた。
そして、彼を応援していく中で、自分も沢山の夢を見せてもらった。
よく思い出すのは、いつだったか忘れてしまったが、まさにこれからという時期に腰を患ってしまった時に二人で食事をしたのだが、決まっていたタイ遠征も中止になりそれどころか現役さえ危ぶまれため、どこか心ここにあらずといった表情で「このまま終わっちゃうのかな・・・」とさみしげにつぶやいていたこと。
よくぞ、あそこで諦めずに闘うことを選んでくれた。もしかしたら、あの状況から現役を続けることができたからこそ、いくつもの挫折にも負けることなくここまで闘い続けてこれたんじゃないかな?
バイトで偶然知り合った駆け出しのキックボクサー。まさかその後15年に渡って多くの刺激を与えてくれるなんて。人の出会いって本当に面白い。
最後に、増田選手今まで本当にお疲れさまでした。
これからは更なる有望な選手を育てていくことでしょう。そんな増田チルドレン達を自分も微力ながら応援していこうと思います。