個人型確定拠出年金の利用範囲が拡大され、多くの方が『iDeCo』として利用できるようになって5年になります。
コツコツと積み立てた結果に満足している方も多いのではないでしょうか?
資産運用系のネット記事では、「オトクな制度」として採り上げられていますが、実は『個人型確定拠出年金』が、『確定拠出年金』のバリエーションとして日本に生まれて20年になります。
『個人型確定拠出年金』ができた20年前でも、勤務先に企業年金がないサラリーマンであれば、その当時から利用が可能でした。
掛金の所得控除や運用収益非課税のメリットも、当時から変わっていません。
にもかかわらず、なぜ金融機関は今のように提案しなかったのか。
やはりそこは「金融機関にとって儲からないから」につきます。
当時私は、企業年金に関わる仕事をしており、この制度の良さを折りにふれ職場の中で話してきたのですが、残念ながら当時は組織の中で全く理解されませんでした。
そして、その頃から、これは独立して伝えなければならないとずっと思ってきました。
20年前から利用していれば、資産残高も運用結果もかなりのものになっていたかと思うと、残念でなりません。