おはようございます😊


ベビーライフコミュニケーター

現役保育士の

さとみんです。


毎日暑い日が続いていますが、皆さん体調は変わりないですか?

お盆もすぎて、少しずつ日常が戻ってきている頃ではないでしょうか。


長崎の、お盆と言えば精霊流し。

今年初盆だったこともあり、夕方のお墓参りでは、

親戚や家族と一緒に爆竹を鳴らし、

(たくさんの大人に見守られながら男の子達が楽しくチャレンジしていました。

こんな光景も長崎ならではなのかなーと個人的には微笑ましかったです。)

賑やかにご先祖様にお参りをしました。


そんな中、親戚の小学2年生のY君が、

小学6年生の甥っ子T君にすっかりなついて、

兄弟のようにお話したり、じゃれあったりしていました。


精霊船を見に行く途中、

車道側をルンルンで歩いていたY君に叔母が

「Y君、車危ないから気をつけてね」

と声をかけた瞬間、T君がすぐに

『Y危ないけん、こっちにこい』と場所を交代し、

6年生のT君が車道側にきて、歩いてくれたんです。

(言葉の語尾は強めですが、そういう言葉を使いたい時期のようで、、性格はとっても優しいんです😆)


誰かが

"歩く場所変わってあげて"と言った訳ではないのに、

自然とそう言う言葉をかけて、行動できるって

すごいな~優しいな~と思いながら

心がとっても温かくなりました。


さらに歩いていると、Y君がT君に

【ねー、抱っこしてー】と言いながら

背中に両手をあててお願いしていました。


その光景を見た時に

"あー、こうやって、子どもが抱っこしてーって言ったときに、抱っこできるのっていつまでなんだろう"

とふと思いました。


保育士をしていると、

年長さんでも、当たり前にまだまだ抱っこして

抱きしめてあげることができる。

目の前にいる園児が泣いたら、

すぐに側にいって、抱きしめて抱っこしてあげることができる。


けれど、この子達が、当たり前に誕生日を迎えて、小学生、中学生、高校生、成人と

大きくなった時に、

今当たり前にできている抱っこは、

果たしてできるのだろうか。


今当たり前だと思っている、

いつでもできると思っている肌と肌の触れ合い、

あなたが大切だよと抱きしめることは、

5年後、10年後、20年後にも

同じようにできているだろうか。





きっと、それは、難しいことに変わっている。


「ママ、抱っこして」

は、期限つき。


その事が頭の隅っこに、

ちょっとのスペースでいいから、

知っていたら、1分でいい、1秒でもいい、

今目の前にいる我が子が愛おしいに変わる。

これも、今だけなんだと、

ほんのちょっとだけ、視点が変わる。


そして、1秒でも抱きしめられた子は、

心が満たされる。

大好きなママに抱きしめてもらえた

と、嬉しくなる。


そうやって、目には見えないけれど、

子どもの心は育っていく。

ママの愛情で、心が育まれていく。


心は目には見えない。

だからこそ、辛くなる、涙がでる。

もう、嫌だ!

と投げ出したくなる日もあるかもしれない。

けれど、そんな日々だって、無駄ではない。


目の前にいる、この子は

20年後、どんな子に育っているのだろう。

そして、その成長した姿を見て、


"あー、あの時、もっとこうしておけばよかった"

"あの時、もっとこうしていたら"

という後悔ではなくて、


"あー、子育て大変なこともたくさんあったけど、

振り返れば楽しかったな!私の子育て悔いなし!"


そんな風にとびっきりの笑顔で

ママに笑っていてほしい。


ママがママらしく子育てを楽しめますように。


「ママ、抱っこして」

は期限つき。