相続財産の管理にやきもきする兄弟たち
めくるめく午後の相続劇場 第6話
『相続財産の管理にやきもきする兄弟たち』
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(c) ララ |写真素材 PIXTA
横浜市に住む邦雄さんが亡くなった後、
邦雄さんの土地・家屋は、長年同居して
一緒に家業に従事していた息子の幹太が
自分の妻子と一緒にそのまま使用しています。
また、邦雄さんが経営していた賃貸マンションも
幹太が管理し、賃料を自分たちの生活費として
充てています。
幹太のきょうだい、金太・啓太・康太は
勝手に土地・家屋を処分しないか、
不動産の取得時効を主張しないか、
心配で仕方がありません。
取得時効(しゅとくじこう)
他人の物または財産権を一定期間、継続して
占有などする者に、その権利を与える制度
また、幹太だけが、亡き父の広い家屋敷に
無償で住み続けたり、マンションの賃料を
使ったりしていることにも納得がいきません。
このような権利問題がある場合、
金太・啓太・康太が恐れていることが起こるのか?
法律はどのように処理すると思いますか?
研究員 ひさこ