ふたつの旅。

坂本繁二郎と青木繁の展覧会に行ってきた。

2人は同い年で同郷、生誕140年という記念の展覧会。

いろいろ共通点は多いけど、異なった生き方や作風っていう意味でこのタイトルが付いたんだろうね。


青木繁はといえば海の幸だね。

森村泰昌氏の展覧会を思い出すけど、その時は青木繁の人物像を掘り下げてた研究が興味深かったな。今回は海の幸の他に能面や房州の風景スケッチ画も多数展示されてるけど、彼のデッサン力の高さは驚嘆する。

坂本繁二郎は今回初めて接するアーティストだったけど、青木と一緒に訪れた房州の青春時代や青木の死後彼の顕彰に尽力した姿をみると彼の人生によって自身の画家人生に大きな影響を与えられた存在だったのかね。

2人の関係性や作風を大いに理解出来る展覧会だよ。


10月16日までアーティゾン美術館で開催中。