三菱一号館美術館で開催中もルドン、ロートレック展に行ってきた。11月上旬だったかな。
1894Visionっていうのが、三菱一号館の竣工した年ということでこの2人に焦点を当ててるみたい。
1894っていうと印象派全盛期っていうイメージの中、少し捻った構成だね。

ロートレックといえば、リトグラフやポスターが代名詞か。ムーランルージュは、ポップで訴求力に富んだ個性的な構成でポスターとしては現代にも通用するし、単にポップでなくアートとしても成立している。
そして日本美術からも強い影響を受けているのが興味深い。日本で同ジャンルの第一人者言えば竹下夢二かな。
この2人にも共通点あるし、共同展を以前観た事あるな。

ルドンといえば、黒ってイメージがすごい強かったけど、のちに色彩豊かな絵画も描いているね。
今回の展示で色彩表現の遷移に注目してみたけど、1894がルドンにとってもターニングポイントでもあったみたい。
印象派と呼ばれる新しいアーティストの影響なのかな。今までモノクロばかり描いてきたとは思えないくらい、鮮やかな色彩の作品を残しているね。

2021年1月17日まで三菱一号館美術館で開催中。