「類は友を呼ぶ」せいか、「心はオジサン」の知り合いには「変わり者」が少なくない。(;^ω^A  しかし、こいつは「極め付け」だ、と思ったのは、年末年始に遊びに来た大学時代の知り合いである。

 欧州からの帰国子女ゆえ軽く3ケ国語はこなす才女だし、大学卒業後には欧州系の外資系銀行に勤め、同級生仲間ではエリートしていたが、30代半ばに自己都合で退職(相当な退職金だったらしい)、その後、消防庁の外郭団体に勤め、いわゆる第三世界への消防車の普及活動などやっていたが、これも続かず、実は10年近くプータローを続けている。


 まずは「無職で生活できる」ほどの蓄えがあるようで結構な話だが、就職活動も一応やっていて、希望は「安全にかかわる仕事」に就くこと。年齢を考えれば(おっほん)(^^;)針の穴を通すほど難しい就活である。


 当然だが、「心はオジサン」は、まずは「蓄えがいつまで持つのか」に始まり、結果として本音は働きたくない専業主婦みたいな「あれは嫌、これも嫌い」みたいな「選べる立場にない」癖に拒む理由だけは一人前みたいな態度についてかなり追い詰めた。

 いい年こいて、他人にあれこれ言われる年齢でもないもんね、お互いにさ。東京に帰る日は新幹線改札口に消える背中に「頭にきた」印が浮かんでいるのが見えたっけ。

 1ケ月近く御礼メールも来なかったので(ふつう1週間近く世話になったら、しない?)相当、頭に来たんだろう、勝手にしろと星一徹の如く、こちらもそっぽを向いていたのだが、先月末のある晩、郵便物が届いた。


 一瞬、「爆発物」ではないかと思うところが「心はオジサン」である。σ(^_^;) 恐る恐る開けてみたら地震の際にかぶる内側がソフトなヘルメットと花粉症予防のお茶が入っていた。曰く「ホームセンターでちょうど良いのを見つけたので送る」とある。・・・・・( ̄_ ̄ i)


 この、「他人の話を全く聞いていない」態度に今一度、怒りをぶつけるか、それともこれは新種の「嫌がらせ」なのか、今も「心はオジサン」は判断しかねているところである。