K-S 弐の後編
シリアスのままでは終われないサガ・・・ごめんなさい~根が乙女じゃないんです。゚(T^T)゚。゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆あの人が柱の影に消えるまで何食わぬ顔のつもりで手を振ったほとんど無呼吸状態だったんじゃないかそんな糸がぷつんと切れて脱力状態でその場にうずくまる「・・・死ぬかと思った」普段、あんなこと人前でしたことはない他の貴族は従者なんて人に非ずなんだろうけどあの人も私もそれはないホントに誰も居ない場所か家でしかキスなんてしたことないのに(本人の中では人工呼吸と徳興君の婚儀のは対象外)しかも、こんな昼の日中から・・・切り株に突っ伏したまま恥ずかしすぎて顔が上げられないどんな顔してこの後戻ればいいのムガクシさん、律儀にそこで待ってるよねだいたい、あの人あんなキャラだっけ?トーヘンボクよいちゃラブとは無縁のはずよ(本人は、いちゃラブじゃないつもり周囲はとてもそんな風には思ってないけど)特別じゃなくいつも通りって決めたのよ、私なのにその決意を根底から覆さないでほしいわなんとか平常心を取り戻し、というか平常心を装って坤成殿へ戻り王妃媽媽のところでお茶を頂く媽媽はいつもより饒舌で好きなお茶菓子や庭のお気に入りの花の話とかいつもは私が勇んで話すような事を一生懸命話して下さったそれでも私の口よりはずいぶんおっとりとお話されるのだけど時折、卓上の私の手に、ご自分の手を重ねながらうんうんと一人頷いたりもされている王様は遠征にはお出ましにはならないけどこんな大がかりなのは久しぶりだし私が知らないだけでちょっとややこしい政治の話もあるのかしら?媽媽も不安なのね、とそっと、柔らかで小さな手を握り返す「毎日、お茶しましょうね」などとお誘いを受け曖昧に笑いながら御前を下がる典医寺の仮住まいに戻る道すがら会う人毎に慰められたり優しく励まされたりしていつもより出会う女官や知り合いの数が多いなぁとぼんやり思っていた叔母様まで夜餉にと饅頭を差し入れてきた「どういう風の吹き回しですか?」やはりな、という顔で嘆息される「皆の前では気丈に振る舞っておるがおぬしがすっかり気落ちしてさめざめ泣いておると媽媽がおっしゃって王妃媽媽からの心遣いだ」饅頭が山と積まれた盆を水刺間の女官が卓に置いて去って行く叔母様が仕入れた情報によると度重なる出兵に際しチェヨンが出征を渋った、とかウンスが従軍医を志願して断られた、とか心配のあまり体調を崩した、とか泣き崩れていた、とか別れ際に濃厚な抱擁が・・・とかちょっと、なんだそれは??な情報もあるがさすがチェ尚宮それで媽媽がいたくご心配なされて「こういう時こそ姉上のお力にならねば」と息巻いておられるとのことであったいや、人並みに心配はしてますよでもね私ソコ、そんな感じになる女ではなくて、ですね饅頭にかぶりついたままへの字口で見上げる私をじろりと一瞥する叔母様「だいたいのことは予想がつくあの馬鹿者が!」いや、あの人は別に・・・「そなたもじゃ!媽媽にいらぬご心配をかけおって!!王宮で軽はずみな行動は慎めとあれほど言うておるであろうまったく、」なんだかんだと全部丸見えで把握しているのであろう叔母様の鋭い視線をひとりで受けて別の意味で早くチェヨンに帰ってきてほしいウンスであった次の日にはすっかり昨日の一部始終が金魚の尾びれ並に装飾されて王宮中に知れ渡っていた卓の上には誰が置いたか桂花珍酒の壺がある「もう、穴があったら入りたい・・・」終(ここでか!)☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*勝手な妄想話にお付き合い下さって本当にありがとうLOVEってハードル高い・・・