気になっていた映画「国宝」を
観てきました。午後の回、
大きめの劇場が半分以上埋まって
いました。後ろの席から眺めると
テカテカした年配の方の頭が多い
反面、若いカップルの姿も多く。






解説お借りしました。



私の感想も入りますので、これからご覧に

なる方はここでさようなら👋





吉沢亮、横浜流星が画面に並ぶ

絵面の強さを想像してください。

(それだけで見たくなるでしょ?)

そこに歌舞伎の華やかさ、艶やかな

表舞台と裏で息が上がり汗だくで

早着替えするコントラスト。




任侠の家に生まれ、父が亡くなり

部屋子として、歌舞伎の家に入る喜久雄(吉沢)。

そこには、由緒ある名門の家に、直系

長男として生まれた同い年の俊介(横浜)。


2人は同じように師匠であり、父である

半二郎から厳しく稽古をつけられ切磋琢磨

しながら役者として成長していくが、ある

出来事をきっかけに、2人の道が大きく別れる。


歌舞伎の家に切っても切れない「世襲制」

と言う血筋がものを言う世界。親のいない

部屋子である喜久雄には「芸」しか道がない。

一方、実力にかかわらず、名前を後盾に

持たざるを得ない俊介。お互い、同じように

「芸」に苦しめられ「血」に苦しめられる

が、苦しみから救うのも、やはり「芸」と

「血」だったように思う。


歌舞伎を題材にしているだけあって、

いくつかの演目が劇中見られるが、

主役2人が本当に見事でした。1年以上

稽古を重ねられたということで、所作も

素晴らしく、舞台での歌舞伎役者として

演じる場面ももちろんですが、年齢を重ねて

教える側になった時も、ごく自然な立ち

振る舞いで素晴らしかったです。

寺島しのぶの母親役のリアル、田中民

(さんずいに民)の歌舞伎座の怪人のような

重鎮ぶり。

子ども時代から数十年にわたる

人生絵巻を堪能できる3時間でした。


オスス度 ⭐️⭐️⭐️ (満点)


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