脳の性質 | 高校数学の達人・河見賢司の日記

脳の性質

先日、脳について書かれている本を読みました。



その本によると「人間は年をとっても脳の能力は衰えない。年をとると記憶力が悪くなるという思いこみによって脳の機能が低下する」というようなことを言っていました。



このブログを見てくれている人は高校生が多いだろうから、年をとったらなんてことは当てはまらないかもしれませんが、僕が注目したのは後半の文章です。「思い込みによって脳の機能が低下する」というところです。



昔、アメリカの実験です。テストでクラス分けをしました。



テストの結果が悪かったグループを「A」グループにして、テストの結果が悪かったグループを「B}グループにしました。



そして、ここからがおもしろいところなんですが、テストの結果が悪かった「A」グループの方には「君たちは、成績優秀だった。だから、このグループに入ってもらった」と言いました。



そして、成績優秀者の集まる「B」グループには、「君たちは、成績が劣っているグループだ」と言いました。



そして、1年間まったく同じカリキュラムで勉強しました。そして、1年後にテストをもう一度受けてもらいました。



勉強が、もともとの能力によってきまるのなら「B」グループの方が成績がいいように思いますよね。でも、違ったんです。成績は「A」グループの方がよかったんです。



しかもその差は歴然としたものだったそうです。



これって恐ろしいですよね。たまに「私は馬鹿だから」なんていう人がいますが、本当に馬鹿になってしまいます。



これまで多くの受験生を見てきましたが、「自分のことを頭が悪い」と言ったり「できが悪い」そういうことを口にするタイプの人がいました。



僕から見れば能力はあるのに、そういっている生徒も多かったです。ですが、残念なことにそういった生徒たちはことごとく受験にうまくいっていません。



自分に勉強の能力がないと感じても、少なくとも口には出さないようにしましょう。口に出したら、それが現実になってしまいます。