UTAGE!の興奮さめやらぬ感じで、夜中に録画したのをリピしてました~(*´▽`*)

今日は、仕事で嬉しかったことがあったので、お話ししたいと思います(*^_^*)


私の仕事は、町の薬屋さん。
いろんな人と関わるお仕事だと思ってます。

今日は、Tさんという、私より3才上の女性のお話です。
個人情報なので、どこまで話して良いか、悩むところですが、
個人が特定されなければ、大丈夫かな?



Tさんは、最初は皮膚科の薬で来局されていました。
何度か来るうちに、いろんなことを相談してくれるようになりました。
どこの耳鼻科がオススメ?とか、これは今安いの?とか。


ある日、Tさんが来て、おもむろに言いました。
『最近、胸のしこりが気になってて』

それから数週間後、目を真っ赤にしたTさんが来ました。
『乳ガンだって言われた』

人があまり来ないところで話してたんですが、とは言え公共の場。
それでも、Tさんは涙をポロポロ流しながら話してくれました。


まぁ、ここまでは医療提供施設では、よくある話。

私が色々考えさせられたのは、それからのこと。

Tさんは、派遣で働いていたのですが、ちょうど契約が切れるところだったのです。
結局、契約も延長できず。
新しい就職先を探しても、病気のことを伝えれば、採用してもらえず。

身内で頼る人もいなくて、最終的に生活保護を受けることになりました。



このとき思ったのが、病気があると働けなくなること。
正社員なら病休とかあるけど、派遣や契約社員だとダメみたい。

働きたいのに働けず、生活保護になってしまう。
Tさんは、治療費の心配がなくなったから、良かったのかもと言ってましたが。

働く気があるのに、採用してもらえない世の中。
病気の人も、体が不自由な人も、障害を持ってる人も、出来る範囲で働ける仕組みができたら良いな、と考えました。
雇う側は、利益を出さないといけないから、慈善団体みたいなことは出来ないんだろうけれど。



それから、Tさんは、腫瘍を抗がん剤で小さくできるか試したりしてて。
髪の毛もぬけて。
結局、左の乳房を摘出しました。

再発予防のためにホルモン治療したら、生理が止まってしまい、
今は甲状腺のホルモン低下が分かって、その処方箋を持ってきてくれます。


今現在は髪の毛も伸びて、再建手術に向けて検査をするところだそうです。
再建手術も、今では保険が利くからできるけど、
保険が利かなかったら、やれないのかなーと思いました。

でも、保険が利く再建手術は、あんまり綺麗に仕上がらないって聞いたことがある(>_<)



で、今日来てくれたときに発見したんですが、
左手の薬指に光るものが☆☆


結婚するのか聞けなかったけれど、
あれは婚約指輪だったと思う!


たぶん乳ガンになったとき、生活保護になったとき、
将来の幸せを考えることは出来なかったと思う。

まだ、再発の心配もあるし、胸が元通りになったわけでもないけれど、
Tさんとの未来を一緒に歩もうとしている人がいるっていうのが、すごく嬉しくて(*´▽`*)

Tさんも、未来を見ることが出来て、
今日は風邪薬も出てたけど、心なしか明るい表情をしていた気がします。



今日、それがすごく嬉しくて、
記憶に残しておきたくて、記事にしました(*^_^*)