土曜日、ニャンコの病気が再発した
血液検査とレントゲンの結果から
今回も数値が良くない、らしい
前回と同じ事を言われたけど
今回は二回目な事もあり
前回よりも覚悟しておいて欲しい
と言われた
今日は直ぐ処置に入ってそのまま入院しましょう
明日は午前中だけの診療だけど、来れますか？
めちゃくちゃ行きたいけど
行かれなかった
日曜日は免許更新期限の一日前、ギリギリの日だった
午前中から出掛けないとダメで…
病院へは行けず
お昼頃電話するも、先生が診療中で話せなかった
結局心配な気持ちのまま日曜日が過ぎて行った
月曜の朝９時、朝礼が終わり直ぐに病院へ電話するも
先生は診療中…
受付の方にニャンコの様子を聞いてみた
昨日はご飯食べてましたけど
今朝は食べてくれなくなっちゃいました
え、どうしよ
朝から不安なまま仕事をこなす
娘からLINEがきていた
なんかこんなの来てたんだけど、なに？？
先生が時間の合間で送ってくれてたメールだった
私の携帯には、拒否されて送れなかったらしく
以前一度だけ娘にお願いして他のコを連れてってもらった時に残ってたデータから
娘へメールをしてくれていた
お母さんの携帯にメールを送れないので
こちらへ送らせてもらいました
モンちゃんの状態があまり良くないので
今夜お仕事が終わりましたら来院してもらえますか
こんなメールを昼間に見てしまい
もう仕事どころじゃない私の心
お昼休み、病院からのメールを添付して
彼にLINEをした
このメールを見てからずっとドキドキしてる
連れて帰れるかどうかまだわからないけど
今夜も帰ってきてほしい
と素直に気持ちを伝えた
息子はバイトかもしれないからあてにならないし
どんな状況になったとしても
一人ではいたくなかった
最悪な結果を想像して怖くなった
わかったよ！
今日の現場は遠いから帰りが少し遅くなるけど
終わったら連絡するよ
モンちゃんの事心配で仕事も手につかないだろうけど、頑張れよ
このLINEを見た瞬間
お昼休みの車中で泣いた
硬い鎧で固めて仕事してる私の心が
解き放たれた瞬間だった
仕事を終えてモンちゃんに会いに行った
二日経っても、今回はなかなか戻ってきてくれない数値
多分気持ち悪くてご飯も食べたくないから
ちゅ～るやら、美味しいであろう物を与えようとしても食べなくなってしまって
仕方なく鼻から管を入れてる、と説明された
2日ぶりにモンちゃんに会えた
いつもの様に触るとゴロゴロしてる
そして、鼻から管を入れられていた
尿も自力で出せず
変わらず出血も伴っていた
頭を撫でてる間
ずっと目を瞑ってゴロゴロしてる
長居は出来ないから、また来るよ！
と言ってさよならしてきた
私が離れて行くのを見て立ち上がった
ほら、元気だよ！
一緒に帰ろう
そう言われてる様に感じた
後ろ髪を引かれる思いで笑ってさよならしてきた
ほんとはなんて伝えたかったんだろ
家に帰れると思ったのかな
辛すぎたけど、不安を与えない様に
ずっと笑顔でいた
大丈夫だよ
って伝えたかったから…
いや。
もしかしたら、心の中よまれてたかもしれない
それでも、いい
大丈夫だよ！って伝えたかったから
いつもよりも遅く彼が帰ってきてくれた
彼を見た瞬間
色んな思いが込み上げてきて
迷わずに彼の胸に飛び込んだ
この匂いと声
安心感に包まれた
私を自分の胸の中にすっぽりと包んでくれて
モンちゃんの様子を話す私をずっと抱きしめてくれていた
マリが会いたいって言ったら俺はいつでも会いに行くから！
お付き合いが始まった頃に言ってくれたこの言葉
あの頃は、まだ彼の事を全然知らなかったから
どうせ最初はそんな事言っちゃうんでしょ
なんて思ったりしたけど
今なら解る
彼が公言した言葉は全てが本当なんだって事
昨日の夜は手を握りあって寝た
いつもはそんな事しないけどw
大丈夫か、寝れるか？
うん、安心して眠れるよ
今日は来てくれて本当にありがとう
そっか
それなら良かったよ
おやすみ
大好きだよ
愛してる
なんて言葉は全く言わない
それでもね
私には彼の愛がちゃんと伝わっている
素直になろう！
自分の気持ちを相手にちゃんと伝えよう
それは嘘偽りない本当の自分の気持ち
ありのままに伝えよう
いや、彼になら伝えたい
ってそう思える
モンちゃん！
明日仕事終わりに会いに行くからね
もう頑張ってるのは分かってるから
明日は一緒に家に帰りたいね
明日は水曜日
いつもの様に彼は帰ってきてくれる
どうか、モンちゃんも帰れます様に…