Kindle for PC | 将棋

将棋

将棋について
将棋上達法(将棋の初段を目指す方への提案・サポート)

今回は電子書籍の話をします。

興味のない方は今回は飛ばして頂いて結構です。


少し前の話ですが、アマゾンの電子書籍(キンドル)が

専用端末でない普通のパソコン(Windows)でも読める

ソフトが公開になりました。

http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=3078592246


簡単に言いますと「ネット環境さえあれば、アマゾンの

キンドルストアで購入した本を、専用端末なしで

そのままパソコン上で読める」という事です。


ソフトはもちろん無料ですし、キンドルの無料本の取り扱い

豊富です。電子書籍に全く触れたことのない方が試しに

費用負担無しでやってみるのに最適です。

(アマゾンへの登録は必要となります)


さて、私はキンドルが日本で発売とほぼ同時に購入した

ユーザーです。何度も触れましたが、『将棋世界』を始め

定跡書も電子書籍で購入しております。

そして2年以上電子書籍を使用した感想は

「将棋本に関しては実物の紙の本の方が良い」です。

念の為申しますが、あくまで「紙の本で育ったオジサン」

としての感想です。

実物の本と電子書籍での学習効果に差異はないとの

研究結果を読んだことはありますが、個人的感想では

紙の本の方が頭に入ってきます。

「紙の本の手の感触と共に本を読むという習慣」

大きさを痛感しています。


文筆家の佐藤優氏が著書で「今の小学生たちが電子版

の教科書で教育を受け「電子書籍ネイティブ」として成長し

彼らが社会人として自分の給料で本を買うようになった時に

『電子書籍元年』は到来するだろう。」と書いています。

個人的に全く同感です。


但し、電子書籍の優位性も多くあります。

①欲しいと思った瞬間ポチッとすればすぐ読める。

②価格が紙の本と比べ安い。全ての本では

ありませんが、将棋本はほぼ100%安価です。

1500円程の定跡書なら500円前後安いです。

③持ち運びに便利なうえ、本棚スペースが不要。

④紙を使わない分、エコである。

⑤将棋と電子書籍の相性自体は悪くない(私見)。


以上の要因を鑑みて、現在の私のスタンスは

「何らかの理由があるもののみ、電子書籍で購入」です。


一体全体、電子書籍を勧めているのか、

そうじゃないのか、訳分からん文章ですが、

正直な感想を書かせて頂きました。

参考になれば幸いです。