電王戦リベンジマッチ  | 将棋

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将棋上達法(将棋の初段を目指す方への提案・サポート)

いよいよ「電王戦リベンジマッチ 森下卓九段VSツツカナ戦」

が本日行われます。まずはルールから確認してみます。

12月31日(水)番組開場10:00対局開始10:15終局予定22:00

持ち時間3時間(チェスクロック方式)で、秒読み10分、

休憩は昼食、夕食のほかに、夜休憩が21時から30分設定。

継盤の使用あり。

(於)東京 将棋会館 指し手:電王手くん


ずっと森下九段ばかりに触れてきたので、ツツカナ君にも

書いてみます。約半年前に出版された『ルポ電脳戦』からです。

・「ツツカナ」というプログラムの名は、時計の部品「筒かな」に

由来している。言葉の響きが気に入っただけで、特に深い

意味は無い。

・森下の事前研究でも、ツツカナは矢倉を7~8割は矢倉を

選択する事がわかっていた。

「人間と同じようにソフトにも個性がある。ソフトの中にでも

ツツカナは最も人間らしい指し方をする。」という評価もされている。


そして『ルポ電脳戦』にはこんなことも書いてあります。

「機械に将棋やらせたら、人間が負けるに決まっている。」

将棋はミスした方が負けるというゲームであること。

そして人間は必ずミスをするものであることを知りぬいた

大山十五世名人の予言です。


さて気を取り直しまして、私が最も楽しみなのは、継盤を

使っている森下九段の姿と継盤の動きです。

「プロがどんな手を、どの様に考えているか」が見られるなんて

初めてです。リアルタイムでの棋士の思考の公開です。

「ひふみんアイ」ならぬ「継盤アイ」に注目です。


勝敗予想といたしましては

条件も良いですし、森下語録「駒得は裏切らない」の信者である

森下ファンの一人としては森下勝ちと言いたい。

しかし、冷静な一人の将棋ファンとして考慮するとツツカナ勝ち。

両方足して2で割って悩んだ末に、ツツカナ勝ちと予想します。


電王戦と紅白と大脱獄、忙しくなりそうです。

最後になりましたが、皆さま良いお年をお迎えください。


ルポ 電王戦―人間 vs. コンピュータの真実 (NHK出版新書 436)/NHK出版
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