ワーク・シフト | 大阪在住の韓国人男性の日常

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いつまで続くか分からへんけど、
自分の人生の痕跡を残すところにしていく

今回読んだ本は、ワーク・シフト!
昨年、ライフ・シフトを読んでから、リンダ・グラットンの本を読むのは、これで2作目になる。
執筆は、ワーク・シフトが先だったようで、私は逆の順番に読んだが、2012年に書かれたと思えないくらい、現在の世の中の状況を予想していたように、今でも全く違和感なく読むことができたと思う。

現在のコロナ禍の中で、テレワークや遠隔会議等が活発化されているが、この本で描いている未来の2025年も、世界のどこからでも、場所の制約なしに、いろんな世界の人とチームを組み、仕事が行われるとしている。
それが、この2020年ではまだ少し早いと感じるが、技術的には全く問題なく、人々の慣れや文化が妨げになっている気がする。そういった妨げがコロナの影響で半分強制的にテレワークが行われていて、意外と仕事になることをみんなが分かってしまったので、これからどんどん作者が予想していた未来に向けて移行していくのではないかと思う。

一方で、やはりリアルの世界で出会い、人と接することの大事さも感じていて、この本でも言っている孤独感について、どう克服していくのかも課題であると思い、そのバランスをどう取っていくのかというところも今後どのように変化していくのか楽しみである。

この1ヶ月半、私も転職活動をしているが、ありがたいことに、内定を何社かからもらっていて、今週中には最終的に決める予定である。実際に面接も、ある一社以外はすべてWEBを通した面接で、エージェントとのコミュニケーションもすべてWEBや電話で行われたのである。そういう意味では、実際にリアルな空間で人と会ったのは、何回に過ぎず、選考が進み、プレゼンまでWEBを通して行い、オファーもWEBでもらったのである。これってどれだけすごいことなんだろう。もしかしたら、もっと先の未来には一生リアルの世界で自分の上司と会うこともなく、WEBで面接を行い、WEBで仕事を行い、WEBを通して退職をするような時代も来るのではないか。

そういう意味では、私の職種である営業という仕事も、将来的にはどう変化していくのだろうか。今のコロナ禍でも少しは行っているが、客先訪問ということではなく、WEB上でコンタクトを取り、実際に会わなくても済む時代が来るのだろうか。

また、オンライン飲み会が流行ってるということで、昨日友達とオンライン飲み会もやってみたが、これも意外と楽しく、有益な時間を過ごすことができた。いくら酔っ払っても、家ですぐ寝れるし、充分なコミュニケーションを取ることができたので、本当にすごい時代とも思う。

このように、人々がオンラインで楽に仕事ができ、楽に人と接することができることが分かった今の時代から、また元の時代のように戻れるのだろうか。おそらく100%全部戻ることはなく、オンラインとオフラインの世界は、それぞれがオプションの一つになるだろう。

この本の未来の人も会社に出勤をする場面が出る。但し、それは会社に行かないと仕事ができないので行くわけではない。一つのオプションとして、自分が行きたいときに、直接人と接したいと思うときに行くのである。

この本で描いている未来は、既にテクノロジーは整っており、やろうと思えば、すぐでもできる。それをこの世の中がやるかどうかだけである。それを分かった私自身はこれならどう生きていくべきか。とにかく、未来を楽しく迎えよう。


以下は、メモ!

◆未来を形づくる五つの要因
テクノロジーの進化、
グローバル化の進展、
人工構成の変化と長寿化、
社会の変化、
エネルギー・環境問題よ深刻化

未来の世界で、いつも時間に追われて生きる状態が「気づかないうちに積み重なる既成事実」になることを避けるには、自分が常に強烈なプレッシャーにさらされているという現実をまず正しく理解しなくてはならない。

人々がせめて一日一時間テレビを見る時間を減らせば、メディア専門家のクレイ・シャーキーが言う「思考の余剰」世界全体で一日九〇億時間以上生み出される。

さまざまなタイプの情報や発想と触れることを可能にする広く浅い人間関係も含まれる

お金が仕事の重要な要素であることは間違いない。生活していくうえで必要な金額より少ない給料しか受け取れなければ、仕事を通じてどんなに素晴らしい経験ができても、率直に言って意味はない。

私たちはご褒美を頻繁に手にしすぎると、あまり感激しなくなるのだ。