住所にある(地図にはない)、とある小さな社を探していたのですが・・・
出会うことはできず、川沿いの緑道へ迷い込む
ちょうど大横川と小名木川が交わる所
「川が十字路」のようだ
小名木川は
江東区を東西に横断し、隅田川と旧中川を結ぶ全長4640mの運河
天正18年(1590年)豊臣秀吉の命で江戸に移封された徳川家康が
江戸の水運確保のため開削したそうです
小名木川沿いの緑道は新扇橋へ
新扇橋の袂に、猿江船改番所跡
猿江船改番所は、元禄から享保(1688年~1736年)頃に設置され
(旧中川・現荒川付近に)中川船番所とは別に
川船行政を担当する川船改役の機関として設置されました
幕府や諸藩の荷物を運搬し、江戸へ出入する船には、
川船改役によって極印(証明)が打たれ、年貢・役銀が課されたそうです
猿江船改番所は船稼ぎの統制と年貢・役銀の徴収と極印等の検査をしていたそうです
他の船番所と言えば
新扇橋の横に、近代的な
扇橋閘門
扇橋閘門は、小名木川の新扇橋と小松橋間に位置し
東西の水位差を調節して船の通航を可能にする施設です
荒川と隅田川に挟まれた、墨田区、江東区、江戸川区にまたがる
地域の水上交通を目的とし、震災等の災害時における救援物資輸送路としての
利用も想定されているそうです
形式:鋼製単葉ローラーゲート
径間:11m×1連
門扉高さ:前扉5.9m、後扉7.3m
竣工:1976年(昭和51年)度
通航できる船舶は長さ90m、幅員8m、高さは潮位+4.5m以下だそうです
近年は、水面のレジャー目的で扇橋閘門を通過される方も増え
東京のミニパナマ運河などとも呼ばれているとか
小松橋
小松橋から見えるもう一つの水門
中川・荒川方向への穏やかな水面