努力と感じなくなった時、結果が出ます。
仕事で成功している人に、どうやったらうまくいくのかと聞くと、
必ず「たいして努力はしていないです。普通にやっているんです。」
と言います。これを聞くと、
「そうか、普通でいいんだ。でも、それでは参考にならない」
と思ってしまいます。
「あの人は普通にやっていて成功し、自分は普通にやっていて成功しない」
と思うと、「あの人は才能があって、自分は才能がない」
「あの人は運がよくて、自分は運が悪い」という解釈になるのです。
「特に努力はしていません」と言っている側も、
嘘をついている訳ではありません。
でも、聞く側も聞き方を間違えています。
仕事も習い事も恋愛も、努力しながらやっているようでは続きません。
「自分はこんなに努力しているのに、なんでうまくいかないんだろう」
と言っているようでは、到底ムリです。
努力を意識してやっているうちは、まだムリがあるのです。
例えば、「あなたへのプレゼントを買うのに、こんなに努力した」
と言われたら、女性は、「そんな恩着せがましいことを言わなくても」
と感じてしまいます。「努力している」という気持ちがあると、
その裏返しに、「こんなにやっているのに、あいつはなんだ」
という気持ちに必ずなるのです。
プレゼントをするのが好きな人は、
プレゼントをしていることも忘れています。
ところが、努力してプレゼントしている人は、
「あれはオレがやったモノだ。別れる時には返してね。」
という話になるのです。
仕事も同じです。
「自分はこんなに努力しています。ただ結果が出なかっただけ」
と言う人は、結果は出ないのです。
努力が、無意識にできるようになろう。