新人候補の選挙
今回の選挙、多くの方々に本当に助けてもらった。自分という一人の人間に対して、こんなにも多くの人が助けてくださったこと、これは一生忘れられない宝である。
私は、とにかく全く政治とは縁のない人間であった。政治を早くから志して準備をしている人がいる。政経塾などで先輩議員たちとの人脈を築いて、アドバイスを得ていれば、まったく状況は違うだろう。2世議員や市議・県議など地方議員上がりの人、やはり有利なんだなあとつくづく感じた。100M競争で向こうは50M以降からスタートするようなものである。ビラ、名刺、ポスター、看板、事務所、名簿等々、基本的な道具や知識すらない状況では、裸で重装備の兵士と戦うようなものである。資産家、とくに不動産持ちや会社のオーナーなどもやっぱり有利である。私のように給料を大幅に減らしても国のために戦う!というようなスタンスでやってきた者には、一円一円の支出について破産に向かう恐怖を感じた。
今回の選挙で私は仕事を辞めた。小さな子供を持ち、さらに妊娠8ヶ月の第2子誕生を待つばかりだった秘書も仕事を辞めた。私が決意を決めたときには海外にフライト中だった妻も仕事を辞めた。親は年金生活者で、母は一生主婦である。私の親族はみな同じ状況である。立候補を決めたとき、自分が巻き込む周りの人のすべての人生を考え、まさに奈落の底に沈むかもしれない感覚も持った。しかし、この日本という祖国を海外からも見てきた私にとって、もはや国を救いたいという思いは、どんな恐怖、どんな大敵にもひるまない、むしろ相手が大敵であればあるほどやりがいと感じる、そういう感覚に変わっていた。
今、自分が第1回目の戦いを終えて思うのは、自分を支えてくださった方々、その存在なしに今の私はありえなかった。毎日毎日、自分のために懸命に働いてくださる方々、支援や励ましを下さる方々の姿が寝るときにまぶたに浮かんだ。そして、今でも浮かぶ。何としても、みなさまの期待にこたえなくてはならない。
もし、私と同じように政治を志したいが、全くよりどころのない若者がいれば、私はそのような若者たちを是非励まして、みんなで一緒にこの日本を作って生きたい。志はあるが、仕事はやめることができない多くの勤務者の方々の夢を私がリスクはとるので一緒に創って生きたい。そして、お年寄りの方々には今までこの国を創ってきて下さった感謝と尊敬の念をこめて、私が身を粉にして働くので、幸せにすごしていただきたい。