福岡に
帰ってからのわたしは
完全に抜け殻でした。


相変わらず
食事が入らず
夜も眠れず
外にも出らず
なんならお風呂もめんどくさい…


不健康
まっしぐらでしたドクロ




福岡で再就職するまでの
数ヶ月間は
とにかく途方にくれて


心療内科にかかり
睡眠導入剤と
安定剤を飲みながら


泣いたり放心したりを
ただただ
繰り返す日々でしたおばけ
(あまり記憶がない部分も…)


日々呆然と
過ごす中で思うことは
彼への怒りでも
なんでもなく

『 なんで彼をもっと
喜ばせられなかったんだろう…』

『 もっと可愛くて
家庭的だったら良かったのに…』

『 どうしてあの時もっと
頑張れなかったんだろう…』

『 なんで …』
『 なんで……!!!!』


ただただ
自分を責めては後悔し、
彼と過ごした日々を
恋しく
思っていましたクローバー




ケイタイが鳴れば
彼からの
連絡ではないかと
飛びつき


鳴らない
ケイタイ画面を見つめ
握りしめて夜中まで
起きていたことも…キラキラ




数ヶ月経ち、
福岡で
再就職したわたしは


彼への気持ちを残したまま
新しい年上男性との
出会いがありましたピンク薔薇


紳士的で大人で
とても優しい彼に癒され
食事に行くようになり


直に彼と
お付き合いするように
なりましたハート




いつも優しい彼ハート
仕事終わりには
迎えに来てくれて


オシャレなカフェに行き
楽しい話で
笑わせてくれるコーヒー


休みの日には
わたしが喜びそうな
スポットを探しては
連れて行ってくれる音符


『 男性って
こんなに優しいんだピンク薔薇

『 こんなに
安心出来る存在なんだピンク薔薇

そう、
感動しましたキラキラ




…感動はしながらも
心のどこかで


元カレへの『 好き 』
という気持ちには
到底勝てないな、


と冷静に思う
自分もいましたクローバー


年上の彼の
優しさに甘えて
お付き合いを続ける
わたしでしたが


月日が経つと
次第に心境の変化が
生じ始めます♀




『 なんかつまんない… 』

『 送り迎えや連絡も多いし
彼の気持ちが重たい』

『 もっとオシャレ
したらいいのに…』


彼への態度も言動も
どんどんワガママになり
思い通りに
ならない彼に対して


不満が
募らせるように
なりましたもやもや



『 元カレへの気持ちは
やっぱり超えられない』

と考えたわたしは
結局、
年上の彼とあっけなく
お別れしますハートブレイク




その後も
迷走し続け
自分を好きに
なってくれる人がいれば


デートして
色んなことを
要求しては振り回し
会わなくなる…


そんなことを
数年続けていきました。


『 なんで良い人いないの!?』

『 素敵な人はもうすでに
相手がいるしなんで!?

そんなボヤキをし続けて
数年経ったある日、
急にある事に
気付く瞬間がやってきますハッ




あれっ!?
わたし、元カレが
わたしにしてた事と


まったく同じような事を
他の男性にしてない!!!?


そうです。
わたしは
被害者のふりしながら


だれよりも
自分が
加害者だったんです。。


そしてもうひとつ
気付きます。


周りはもちろん、
自分自身を
いじめているのは
紛れもなく
自分だった
ということに…。


数年も
経たなければ気付けず…
たくさんの人を
傷つけずには気付けず…


人のせいばかりにして
生きてきた
わたしにとって
最大の
ショックと落胆でしたガーン


被害者ヅラして
生きてきた自分が
本当に
恥ずかしかった… 。




元彼に暴言を
吐かれていたことも、


失恋で
10キロ痩せたことも、


元彼呪縛に
ひとり
とらわれていた事も、


好んでくれる
男性との付き合いを
退屈だと感じた事も、


全て自分が望んで
自分で引き起こして
いたことだと
気付いてしまった時、


そして
それを周りのせいだと
自分は可哀想なんだと


1人芝居していたと
気付いてしまった時、


本当に本当に
恥ずかしくて
今すぐ消えて
なくなりたかったです…。


色んな
感情が入り乱れて
とにかくとにかく
泣きましたガーン




そんな情けない
自分自身に
気が付けるのに


元カレと別れてから
約5年の月日が経過して
おりましたドクロ
(学びの遅さよ!)


そして
気付きのショックから
ようやく気持ちが
落ち着いてきた頃


ひょんなことから
あの元カレと
再会することに
なるのです流れ星