サッカー少年とオカン、前十字靭帯損傷の膝と人生のリハビリ日記

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08Jan
- 正式にサッカーの許可が出た！
  あっという間に年が明けてしましいました・・・。2018年の大晦日に、高校サッカーを見に行ったのが一年前とは。駅伝部の活動が終わり、これで勉強に集中するかと思いきや、毎日家でゴロゴロ。挙げ句の果てには「毎日サッカーがしたい」と言い出す始末。どうせ家にいても勉強しないし、雰囲気だけでも味わおうと、12月にスクールに復帰しました。術後４ヶ月ですが、パス練習やシュートの許可は出ているので、久々のグラウンドです。コーチからも「自分で判断して、無理しないように」と言われてましたが、やっぱり試合形式の練習にも参加している・・・。本人曰く、「軽くやってる」と言ってますが、果たして本当だろうかと疑っています。年明けに筋力測定がありました。左足が右足の80％以上あれば合格なのですが、なんと92％！これにはいつも怖いリハビリの先生からも「素晴らしい！、文句なし！おめでとう」と笑顔で握手されたそうです。主治医からも「立派な靭帯ができているよ。サッカーしてもいいけど、まだ対人ではやらないでね」とのことですが、もうやってる・・・。体育はやるわ、普通に走るわ、全く言うことを聞かないダメ患者で、すみません。それでも術後5ヶ月で、基準をクリアできたのは本当にありがたい。靭帯を切ってから１年と２ヶ月ですが、やっとゴールが見えてきました。高校からサッカーができるようにと、８月に手術をしましたが、果たして合格できるのか？受験が終わったら、部活に参加するつもりのようですが、とにかく勉強して欲しい、とオカンは思っています。
12Nov
- 祝？受傷１年
  前十字靭帯を損傷してから、ちょうど１年です。毎年思いますが、１年は早い・・・。同じ１年でも、大人の１年と子供の１年は経験値が全然違います。一説によると、人の好奇心のピークは10歳前後だとか。子供の頃は何をするのも初めてで、ワクワクします。しかも学校、遊び、習い事など、一日の中でも何ステージもこなすので、一日が長い。大人の一日はルーティンが多いので、時間の流れが早く感じるのでしょう。ケガの瞬間を見ていた保護者の方が教えてくれました。「ホント、激しい衝突でなくて、普通に転んだよ。でも膝だから一応、すぐに帰って病院へ行けって言ったけど、アイツ『大丈夫、大丈夫』って。結局、歩いて帰ったよ」息子もまさか、大ごとになるとは思わなかったのでしょう。その頃は大会に向けて練習に励んでいた頃なので、手術もすぐにできないと聞いたときには、「終わった」感で満載でした。一試合、一試合、皆と戦うことができない。スポーツも体育も無理なら、何を楽しみに中学校生活を送るのかと、オカンは勝手に残念がっていました。ところがところが！子供は本当にポジティブです。サッカーは生活の一部ではありますが、全部ではありません。学校も、友達も何も変わらない環境で、できることを一つづつ取り戻していきました。逆に、取り戻しすぎで先生に怒られるハメになるとは・・・。スポーツも体育もやって、試合も出て。それでも半月板に異状がない状態で手術を受けられたことは、運が良かっただけのことです。活動量は少ないほうがいいに決まっているので、普段と変わらない活動をさせたのは、親として褒められたことではなかったと思います。「先のことを考えて、今はガマン」というのは理解していますが、我慢とストレスの境界線が難しい。本能で生きているので、親が言うことが体で理解できないようでした。でもでも、本当に気をつけないといけないのは、今からです。とりあえずは無事に年を越せますよう・・・。
05Nov
- 走りたかったぁ～
  駅伝大会も無事終わり、これで２年半続いた朝練、夕方練、土日の練習も終了です。９月の大会終了から約１月半、よく頑張りました。部活終了かと思いましたが、アンコール的に駅伝部に参加させていただき、いつもと違うメンバーと一緒に汗を流しました。大会に出られないので、裏方とリハビリの一環として参加しましたが、友達と練習に励め、楽しかったのではないかと思います。本番はランナーの付き添いということで、一緒にウォーミングアップをして荷物持ち、そして控えのメンバーと応援です。去年は１区を走ったので、今回も１区の選手の付き添い。トップバッターは緊張するので、励ましていたようです。全体の結果は振るいませんでしたが、友達が一生懸命に走る姿を見ると、やはり出場したかったようです。終わってからも「あ～走りたかったぁ～。１年生から出てたから、３年目で自己ベストを更新したかった～」と叫んでいました。次の日にはあっさりと忘れているようですが・・・。去年、駅伝大会の２週間後に靭帯を損傷したので、もうすぐ１年。これはケガをする直前の走りです（ボケてる(;_;)）。受験が終わる頃には、全力で走れるといいなぁ。
02Nov
- 「サッカー」の文字
  リハビリ室に入る時は、オカンも息子も少々緊張。リハビリの先生を見つけたときは、息子はさらに緊張。相変わらず多くの人がリハビリ中で、スポーツ復帰を目指して頑張ってます。ケガなくスポーツができるのは、幸せなことですね。今回からの新しいリハビリメニューの中に、「サッカー」の文字がありました。サッカーをする人は、装具をつけて準備運動に参加とリフティング、軽いパス許可、とのことです。今までも勝手にボールを蹴ることはありましたが、正式メニューの中に「サッカー」の文字があることに、息子はテンションが↑。サッカーできる日も近いな、といいことだけをイメージしているようです。すかさずリハビリの先生が「スポーツ禁止、また切るぞ」を連呼していましたが、息子は嬉しかったのか、リハビリメニューを大事に筆箱に入れ、「俺、サッカーの許可出たわ」と友達に言っているようです（出てませんが）。今までのメニューは、適当にポイしていたのに。「部活引退したのだから、いい加減に大人しく勉強しろ。腹筋を死ぬほどやりなさい」と言っていただきましたが、まだ駅伝部で朝練と夕方練習、土日の練習にも参加しているとは言えません・・・。台風の影響で日程が少しズレたので、あと２日。これで完全引退です。
29Oct
- 体力がない
  手術をしてからは、当然ですが活動量が減り、体力も落ちたようです（体重は増えた）。幼稚園の頃から毎週サッカーをしていたため、体を動かさないことは、ハイハイ以来かもしれません。駅伝練習でも、最初の頃は走るのを厳しく止められていたため、走れる環境で自分だけが走れないという、別のストレスもあったようです。ジョギングの許可は出たとは言え、思い切り走れないストレスを解消するため、筋トレを始めました。腹筋、腕立て、背筋をトラックの横でやってみたり、家で寝る前にやってみたりしていますが、全身運動ではないので、イマイチ達成感がない。徐々にリハビリの先生の影響も薄れ、走る距離もスピードも上げているようです・・・。本人いわく「全然、体力が戻らない」そうで、何とか体力をつけるべく、作戦を立てているようです（嫌な予感）。体力よりも学力を心配していただきたい。そんな中、１ヶ月ぶりに検診にいきました。術後３ヶ月にしては状態もいいようで、安心しましたが、痛めていた手の小指もついでに診察。友達とじゃれ合って、小指に若干のヒビが入ったようです。「大人しく」という言葉が、息子には通じない。日常生活がそれでは、先が思いやられます。
20Oct
- 台風後のぬかるみ
  先週は台風19号が大変でした。我が家は何事もなく無事でしたが、近所では浸水被害があったようです。駅伝部も当然、練習は中止。駅伝コースの多摩川も浸水したため、試走や大会開催も未定です。思えば２年前も台風で多摩川が浸水し、陸上競技場が使えなかった思い出があります。その時は３年生に混ざって出場させていただきました、懐かしい・・・。台風の次の日、友達と近所を散歩していると、知り合いの家が浸水したとの事で、急遽、泥を出す作業を手伝ったようです。ドロドロになって帰ってきて、「スコップはないか？長靴はないか？」と騒いでいましたが、生憎どちらもなかったので、丸腰で送り出しました。前回の診察で「ぬかるみに気をつけてね」と言われていたと思いますが・・・。転んで二次災害はやめてほしい。一通り、作業を終えて帰ってきましたが、膝は無事のようです。新しい靭帯を移植して育てていくのは、植物の苗を植え育てるのと似ています。やっと芽を出した植物を、半年～１年かけて育てていくのです。目に見えないので、どういう状態かはわかりませんが、外圧でポキンとならないようにと願っています。オカンも西日本豪雨を経験していますので、災害の後も、ぬかるみやバイキンがたくさんあります。みなさんも気をつけて復興を目指して欲しいです。ちなみに去年、オカンの家（岡山）が浸水した写真と、泥の撤去作業をしてダメになった息子の靴（２足目）です。
12Oct
- サッカーがしたい
  最後の大会でフィールドに立たせてもらったせいでしょうか、サッカーが恋しくなったようです。手術後は装具を外す、歩いて学校に行く、階段を登るということが目標でしたが、フィールドに立ったら今までのことは夢だったかのように実践が恋しくなったようです。いつになったらサッカーができるのかを聞かれましたが、とりあえず年内は無理なので、その分勉強をしていただきたいと返答しました。スクールくらいなら復活できるのではと思っているようですが、完全に無理なので却下です。痛いわけでもなく、動けるので、中学生はリスク管理は難しい。リハビリに付いていった時、隣の人が「リハビリ卒業です、お疲れ様でした」と言われていたのを聞いて、一体どのくらい通っていたのかを聞いてみました。術後１年くらいだそうで、息子もそのくらい通うことになりそうです。ということはケガしてから２年弱、ということか。前十字靭帯のリハビリは長いですね。ケガをしたときの様子を見ていた人がいたので、様子を教えてもらいました。ただ転んだように見え、本人も「大丈夫」と言っていたので、まさか大事になるとは思わなかったそうです。今は完治してサッカーを思い切りやれることが目標ですが、以前は普通にその目標をクリアしていたのだな、と思うと当たり前の基準が変わりますね。改めてサッカー愛を感じる期間にしていただければ、と思います。
06Oct
- 靭帯がある
  リハビリの次は、スポーツ整形での診察です。リハビリの先生にお灸を据えられたあと、待ち時間の間、オカンは反省、息子は携帯ゲーム。おかしいでしょ？お前も反省しろよ、なんて思いつつ診察へ。先生：どう？そろそろボール蹴りたくなってきた？たまにボール蹴ってる？息子：はい、時々ですけど。先生：そうだよねー、サッカーしたいよね。でもこれから靭帯がゆるくなってくるから、気をつけてね。以前、雨でぬかるんだ場所でボール蹴って、足をひねっちゃった子がいるからねー。息子：サッカーしたいです。先生：そっかー、たまにボール蹴るくらいにしておいてね。ちょっと膝見るね、ああ靭帯無事だねー。リハビリ頑張ろうね。リハビリの先生からダメ出しはありますが、経過は順調です。オカンは「靭帯が無事」の言葉に、感動してしまいました。思えばケガをしてから約９ヶ月、靭帯がなかったのです。手術で再建したとは言え、息子の無茶にまた切れているのでは・・・、と知識がないだけに心配をしていました。オカン：靭帯があるってさ、うれしいねぇ。息子：そりゃ、あるでしょ。オカン：でも無茶してるからさ、切れてるかもって思うよ～。息子：だって、靭帯が切れたら「ブチッ」ていうじゃん。今まで「ブチッ」てなってないから、切れてないよ。オカン：・・・・。切れたときに「ブチッ」てなったのを知っているなら、また切るかもと怖くないのか？オカンなら怖くて慎重になりますが、そこはアホなのか、怖いもの知らずか。どちらかわからないまま会計をしていたら、息子が「あ、次のリハビリの予約を取ってなかった。先生のところへ行ってくる～」と言って、リハビリの鬼先生のところまで、小走りで向かって行きました。おいおい、走るなって言ってるじゃん、また怒られるぞー。とりあえず予約は取れたようですが、次もついて行きたいと思います。
05Oct
- 言語道断です
  一ヶ月半振りに、リハビリに同行しました。前回はオカンの仕事の関係、前々回はオトンの入院もあり一人で行かせていたので、久々です。ということは前回一緒に行ったのは夏休みだったのか・・・、時が経つのは早い。学校が始まり、大会が終わり、駅伝部に入って初めての診察＆リハビリです。今日は先にリハビリに行きました。先生：（靭帯の）調子はいいようだね。オカン：・・・・実は、駅伝部のマネージャーになり、時々一緒に練習をしているようです。先生：は？（あ、怒った）オカン：あ、いえ、先生が走るなというので、かなりセーブはしてますが・・・。先生：ダメだろ、言語同断だな。息子は元気にリハビリの最中でしたが、先生に呼び出されました。先生：お前、今はたまたま順調なだけだぞ、無茶するな。このままだと再断裂するぞ。息子：はい・・・。先生：まさかとは思うが、サッカーの試合に出てないだろうな。息子：・・３分だけ出ました（５分と思うが）。先生：お前はバカか！うちの病院のメニューは他よりも早いんだからきちんと守れ。ジョギングは今日から（術後８週間）OKで、ジョギングというのは足の裏を全部つけること。わかる？息子：はい・・。先生：ゆっくり徐々にだ。前回（術後６週間）のリハビリから帰ったとき、「次からジョギングOK」と息子が言っていたのを、オカンが「今からランニングOK」と聞き間違えたようです。しかもオカン、ジョギングとランニングの違いもよく分からず、「走れるんだ～」と解釈してしまいました。親子共々反省です・・・。リハビリの先生がきつめに言ってくれたこともあり、息子からは「気をつけます」の言葉。駅伝部でもマネージャー業に徹し、タイムを測ったり、マッサージをしたりと裏方業務の傍ら、リハビリメニューをこなしているようです。軽く走って、休憩して。軽く走って、休憩して。それそれ、まさにリハビリです。本番に走ることはなさそうですが、駅伝部をリハビリの場にして欲しいと思います。
28Sep
- 次は駅伝部？
  部活を引退して、静かな日常がもどるかと思ったとき、息子から報告がありました。息子：駅伝部のマネージャーになりました。オカン：何ですと？息子：だから駅伝部のマネージャー。オカン：・・・。市の総体では、最後の種目が駅伝です。息子の通っている学校には陸上部がないので、試合が終わった後、運動部でタイムのいい人が駅伝部に所属となり、その中から本番で走る人が選ばれるのです。息子は１年生の時から本番で走らせてもらっていて、靭帯を損傷したあとも、駅伝には出たいと言っていました。でも夏休みに手術をすると決めた時、駅伝出場は諦めていましたが、マネージャーとして参加を企んでいたのです。オカンとしても、１年生から出場している息子がいれば、選手の役に立つだろうと思い、夏休み前にGOサインを出した覚えがあります。３年生は受験もあり参加する人は少ない中、先生方からもお声がかかったので、参加することになりました。それ自体に異論はありませんが・・・・。本当にマネージャーで終わるのか？本番走っているのでは？という予感が出てきました。ランニングの許可は出ているので、練習に参加するのは問題がありません。レースが視野に入るようなら、リハビリの先生に確認しますが、先生の鬼の形相が目に浮かびます・・・。放課後、サッカー部の仲間が下校する姿を見送るのは寂しいようですが、他の仲間と走るのは楽しいようで、朝練と午後練にも参加しています。リハビリと体力作りも兼ねて（手術後から７キロ増加、現在70キロ）、頑張って欲しいと思います。肝心の勉強は低空飛行中ですが、駅伝を理由にせずに上昇を期待しています。１ヶ月後の本番は、どうなっていることやら・・・。
26Sep
- 部活引退です
  前回からの悪い流れを引きずっているのか、２回戦の立ち上がりもよくありません。なんで？と思いつつ、ダラダラと時間だけが過ぎていきます。そんな中で失点し、シュートもなぜか枠を捉えきれない。嫌な感じです・・・。本当なら１回戦で負けていたかもしれないから、今日応援に来れただけでもラッキーかな、なんて応援する方も弱気です。嫌な予感は本物になり、ついに３失点。何点取られたとしても、点を取れなきゃ勝てないのだからとにかく１点取ろうよ、と応援してましたが、その気配もなく時間だけが過ぎていきます。オカンはたまたま、ベンチの近くで見ていたのですが、時々息子がやってきて「ヤバいヤバい」とつぶやいていました。そして残り５分になった頃、先生がオカンに話しかけてきました。先生：（息子を）出していいですか？オカン：・・・はい。勝つためにではなく、最後のホイッスルの前にピッチに立たせたい、という先生の趣旨も理解していましたので、見るのも怖かったのですが、送り出しました。マズイことは100も承知ですが、満面の笑みで「出る」という息子を前にNOとは言えませんでした。「走るな、ボールに触るな」という条件下での出場でしたが、息子は水を得た魚のように、サポーターを付けて仲間の元へ合流しました。何かが起きたら絶対に後悔するし、オカンの判断は間違っていることはわかっていましたが、何も起こらなければ美しく終わるのではないかという欲もあったと思います。５分間、息子は仲間と終始笑顔で声を掛け合っていました。反射的にボールに寄ってしまうのを制御するのは本人も難しかったようで、ハラハラし通りでしたが、無事（？）試合は終了しました。息子は「大丈夫」と言いますが、本人も気づかないうちに切れているのでは？なんて何度も足と靭帯の資料をチェックしました。「先のことを考えて」という気持ちと、「今、この瞬間を」という気持ち、どちらを選択すればいいのか、いつも迷います。選手ならだれもが「今」を取るでしょう。スポーツ選手は一瞬一瞬が勝負ですから、先のことを考えてプレーする選手は少ないのではないかと思います。ましてや中学生や高校生は、感情で動きます。それをどれだけサポート側がセーブできるか、とても難しい。日頃の努力や、選手の思い入れを知っていたなら、なおさらです。試合が終わった後も、オカンはモヤモヤが残りましたが、当の本人は涙を流していました。悔し涙ではなく、最後の試合を終えて感極まったようです。「最高の部活だった」なんて言っていましたが、オカンにしてみれば「ケガをしたのに本当か？」と意識の差に驚きます。サポート側はつい「勝った負けた」、「活躍した、しなかった」、「試合に出た、出なかった」で良し悪しを決めがちですが、サッカー同様、内側のことはわからないものですね。とりあえずは一旦、お疲れ様でした。しばらくは大人しくしていただきたい。
24Sep
- 祈るしかない
  最後の大会が始まりました。負け＝引退なので、妙な緊張感があります。生活の中にいつも部活があったので、本当にこれで終わりなのか？と不思議な感覚です。普通にやれば勝てるはず、こうなったら一試合でも多く、試合が見たいものです。試合は当然、ベンチで見守ります。ベンチ入りさせて頂いただけでも、ありがたい。しかし試合は予想外に押され、まさかの一回戦負けかと思うほどで、春の悪夢が蘇ります。今日で終わり？嘘でしょ？と応援する中、何とか追いつき、延長戦へ。延長戦で何とか勝ったものの、ヒヤヒヤでした。「５点差以上になったら、出るかも～」なんて言っていた息子も、まさかの展開に祈るしかありません。グラウンドでプレーができていたなら必死で戦うでしょうが、それができないのがもどかしい。祈るしかない息子の姿がありました。他のベンチメンバーは出場に備えてアップ中ですが、出場はできないので、ただ祈るのみでした。ケガがなければ、もどかしさを感じることもなかったでしょうが、ユニフォーム姿が見えただけでもよかった、とオカンは思ってます。
18Sep
- 経験値アップ？
  学校が始まってからも、部活に参加しています。朝練も「面倒くさい～、俺何もできないのに」なんて言いつつも、毎日参加。「部活中、何をやっているの？」と聞くと、「何もやってない」とは言いますが、練習の補助をやったり、先生とフォーメーションについて話したりしてるようです。手術前は「大会はベンチ入はせずに、外野から全員の写真を撮りたい」、なんて言っていました。「写真ならオカンが撮ってあげるから、ベンチに入れてもらいなよ」と言うと、「自分で写真を撮りたい、ベンチでは撮れないから」とのこと。試合でプレーができるのが一番かもしれませんが、できなくてもやりたいことがあるのは、ありがたい事です。でも最近は「俺、試合に出るかも。残り30秒、立ってるだけ」なんて言ってます。オカンの脳裏には、リハビリの先生しか映りません・・・。30秒だろうが、30分だろうが、ピッチに立つ事には変わりません。それでなくても、普通に体育をやっていると聞くと、冷や汗ものです。体育の先生も、「無理をしないよう、気をつけます」と仰ってくださいますが、本人にその気があるのかが微妙です・・・。ケガは確かに経験の一つにはなっていますが、妙な勲章のようになっている気もします。息子の入院の陰で、オトンもこっそり手術をしましたが、息子は上から目線で入院のイロハを語っていました（オトンも初入院）。二人共、復活を期待してます。
15Sep
- 先生は天使か悪魔か？
  退院して初めての外来。スポーツ整形の先生はいつも穏やかです。先生：どう？無理してる？息子：まあ、ちょっと先生：そうか。切れたらまた手術すればいいよ・・・先生、その言葉怖いです。普段穏やかなだけに、言葉の裏を勘ぐってしまいます。天使バージョン→気にするなよ、いつでも手術してあげるよ悪魔バージョン→お前、いい加減にしろよ。今度切れたら知らないぞ。ざまーみろさてどちらでしょうか？リハビリの先生は、いつもはっきり仰るので怖い＆わかりやすい。時々リハビリの先生が天使に見えます・・・。暑い中、包帯と装具に時間がかかります。装具をつけているのを見られるのが恥ずかしいので、夏でもダボダボした長ズボンを履いているので、さらに暑い。学校の制服は何とか着ていますが、早く装具がとれたらいいな、と思います。装具が取れるのも、万が一の時を考えると不安ですが・・・。
14Sep
- 市総体が始まります
  ９月の後半から市の総体が始まります。３年生はこれをもって、部活から完全撤収！思えばあっという間でした・・・。８月の終わりに、総体の開会式がありました。退院直後で、装具をつけながらも練習には参加していましたが、開会式は行進があるようで、先生も参加させるか迷っていたようです。でも副キャプテンが「あいつはきっと参加しますよ」と、先生に言ったようで、息子も「仕方ないなあ」みたいな感じですが、喜んで参加したようです。市の総体？わざわざ開会式なんてやるんだー、なんて軽く考えていましたが、どうやら盛大な式で54校の全運動部が集まって、行進をするので、圧巻っだたようです。息子も驚いていました。そんなに凄いなら、見に行けばよかった、と少し後悔。開会式のあとは「キャプテン会議」といって、大会の抽選会に参加したようです。息子が引いたクジは、なかなかいい場所だったようで、大会でプレーはできないけれど、いいお仕事をしました。肝心の行進は「足を90度」、とまではいかないけれど、何とかこなしたようです。足の状態も順調ですが、リハビリの先生は「アイツは絶対に裏で何かやっている・・・」と、鋭い指摘。先生：来週、自転車やってみよう息子：ハイ！（すでに乗ってる・・・）先生：体育はダメだぞ息子：ハイ！（ダンスは軽くやってる・・・）先生：ランニングもまだだぞ息子：ハイ！（いつも走ってる・・・）先生、申し訳ありません・・・。
20Aug
- 中学生は理解不能だ
  お盆も開け、夏休みもゴールが見えてきました。サッカーでいうと後半の30分付近、といったところでしょうか。残りは勉強と宿題かと思いきや、次の日から始まる部活の準備をしていました。オカン：え？部活に行くの？息子：逆に行かないと思った？オカン：いや別に・・・、椅子持っていく？立ちっぱなしはダメだぞ。息子：はいはい、椅子はいらないよてっきり休むと思っていたので、ちょっとビックリです。行っても何もできないぞ～と思いつつ、通学の練習にもなるか、と軽い気持ちで送り出しました。帰ってきたら友達からのお土産やらお見舞いをゲットしていた。部活の目的はこれか・・、と安心＆呆れていたら、「パスとシュートは何とかできたな」？？？？オカン：おい、何をした？息子：パスとシュートオカン：おい！無茶したら、B先生に顔向けできない。再断裂とかありえないからね！息子：わかってるって。第一俺、走れないし、止まってボールを転がしていただけだから。怪しい・・・、完全に怪しい。もちろん走れませんし、蹴るのは右足とは思いますが、問題はそこではありません。練習の手伝いをしながらの遊びの範囲とは思いますが、そこは元気印の中学サッカー部。自分が気をつけていても、周りが盛り上がると、流れに乗ってしまいます。そもそも息子たちの行動は、日頃から怪しさMAX。・なぜ、道を真っ直ぐに歩かない？→おしくらまんじゅうするな・なぜ部屋の片隅で、くっついてゲームをする？→暑いから離れろ・なぜ急に大声を出す？→びっくりするだろ日常的に意味不明で、危険がいっぱいです。危機管理という言葉知っているか？あれもダメ、これもダメ、というつもりはありませんが、危機管理の温度感が全く違うので、聞くとハラハラします。学校が始まると、完全に監視下から外れるので、本人に管理してもらうしかありません。気をつけるように、とこちらが一生懸命に言うと、「はいはい」と言って塾へ出かけました。見ると自転車がない・・・！自転車の許可は出ていませんが？？絶対にオカンの言葉は届いていないと思います。怖いもの知らずはオカンにとっては、恐怖でしかありません。何とか靭帯が強くなるまで、大人しくして欲しいと思います。
17Aug
- 全てはうまくいっている？
  退院して数日、傍目には元通りの生活を送っているので、オカンもついつい小言を言ってしまいます。「勉強しろ」「早く寝ろ」「ゲームやめろ」でも足と体は疲れているようで、ゴロゴロする時間が多いです。遊ぶばっかりするからだよ、と言い返しましたが、よく考えればその通りです。いくら元気とはいえ、体にメスが入っているのですから、本調子まではもう少し時間がかかるのかもしれません。そう考えると、夏休みに手術をして正解だったと思います。実はオカンは手術を10月くらいに考えていたのです。秋の総体に出したい。ケガの直後は試合に出られなかったので、最後までみんなとプレーさせたい。そんな気持ちがあったので、新年度になってから年間行事とにらめっこをしていました。見ると総体と期末試験の後に秋休みがあり、学校を2日程休めば入院できるような時期がありました。文化祭の合唱本番がありますが、それよりもサッカーが優先だろう、と思い息子に提案。オカン：10月にやろうよ、文化祭休めば入院できるよ息子：は？俺は夏にやりたいし、文化祭は絶対に出たいからオカン：え？サッカーは？息子：サッカーも大事だけれど、早く治したいし、文化祭も大事。それにきちんと治してから学校に行きたい。オカン：・・・・親は時として、子供の置かれた状況に過剰に反応してしまいがちですが、意外と本人の方が冷静だったりします。何よりもケガをしているのも本人であれば、中学校生活を送るのも本人です。そのバランスと優先順位は、本人が一番よくわかっている。親はそこに環境作りとアドバイスがあればいいのだな、と感じました。手術の部位を洗えないので、臭いようですが、次の検診まで我慢です。検診も夏休み中に行けるので、これも安心。あとは日にち薬です。
16Aug
- ボルト入ってる
  退院前にレントゲンを撮りました。レントゲン写真にはボルトがくっきり！まさに大工仕事ですが、外科の先生はすごいなぁ、と感心する。切れた前十字靭帯は一部を除いて、取り除いたそうです。残った靭帯は、機能的にというよりは添え木的に残したとのことで、残った靭帯に沿って、新しい靭帯がより絡んで定着するように、残してくれたそうです。野菜みたいだなと思いつつ、天然の靭帯が残ったことが妙に嬉しい。退院直後は、高校の部活体験に見学に行こうと思っていたようですが、さすがにキツかったようです。室内での携帯三昧で体力も落ちましたが、寝ていたためか、また背が伸びたようです。はっきりと測ってはいませんが、177cm（推定）の69キロ（正確）！寝ていると背が伸びるというのは、本当なのかしら・・・。宿題もたくさん残っていますが、自分の足の中とレントゲン、そして足の具合を体感して、何かを学んでくれたらいいなと思います。
15Aug
- 退院しました
  退院前日の夜、息子から連絡がありました。直談判？がうまくいったのか、退院の許可が出た直後のLINEです。喜びが満載です。オカンも退院を喜んでいました。その後、最後の夜を楽しんでいるかなと、しみじみしていた時に一通のメールが。ドコモから「残り１ギガです」の案内。は？まだ月の半ばに時期になんで？と思いつつデータ量を調べてみると、息子が携帯を使いまくっていた。一週間で一人３０ギガつかったということか？聞けば友達と夜な夜な通信ゲームをしていたらしい（うち一人は弟、コラー(;｀O´)o）。普段はチャラチャラしていたオカンも、さすがこれにはブチギレ。怒りの電話をかけようと思いましたが、時はすでに２３時。さすがに迷惑と思い、即LINE。「携帯を使うな。いいかげんにしろ」しかしゲーム中のためか、返信がない。さらにブチ切れ、ドコモに利用中断の電話をかけ、手続きをしていた途中で、手術を控えたオトンに止められ、一息つきました。そのうちに「もうしない」の返信が来たので、その日はムカムカしながらも、終了しました。迎えに行った時も、大して悪びれた様子がなかったので、差額ベットの部屋にしたことを後悔しながら、退院指導を受けました。退院準備の時も、LINEチェック。完全に携帯依存症です・・。肝心のリハビリの方は順調で、貸出の杖も断りました（カッコ悪いようです・・）。支払いを済ませ、無事出所？しました。その日のうちに、楽しみにしていたお祭りにもいったようですが、流石に疲れてすぐに就寝。明日から勉強と体力を取り戻し、リハビリ続けて頑張ります！
13Aug
- 退院へ向けて
  順調にリハビリを重ね、術後２日目には、何でも自分でできるようになりました。トイレは次の日から、シャワーは２日目から入れるようになり、この頃にはお友達もお見舞いに来てくれるようになりました。入院前にも看護師さんから「スポーツ整形は合宿状態でにぎやかよ～」、と言われていましたが、本当にその通り。そもそもスポーツをしている人が入院するので、基本的には元気な人ばかり。息子の元にも、学年を問わず、いろいろな人が毎日、来てくれました。たくさん来るので、お見舞いのタイムスケジュールを組む始末。もちろんオカンは「都合のいい女」状態で、お見舞いの時間を指定されています。最近は病院に行っても必ず誰かが来ているので、洗濯物を持って帰り、冷蔵庫に飲み物を補充するだけで、完全にただの清掃員です。場所が病院というだけで、普段と変わらない時間を過ごせているのは、ありがたい。日常が戻りつつあります。術後は痛みがあると聞きますが、幸いにも痛みはなく、膝もかなり曲げることができ、松葉杖なしでも歩けるようですが、無理は禁物。自分用の装具も届いたので、本人的には退院する気、満々です。夜の回診時に、退院したいと言ってみたらOKが出たようで、大喜びしてました。オカンとしては、室料と携帯のギガが気になっていたので、一日でも早いのはありがたいです。様々な人の力で、診察～入院～手術～リハビリと流れるように過ぎました。お友達は旅行や帰省、合宿などで楽しんでいましたが、息子の８泊９日の入院生活も大きな経験になったと思います。主治医やリハビリの先生、看護師さんや同室の人、皆さんの助けていただいた経験は、セレブ旅行にも勝るものだったのではないかと、勝手に解釈してます。あとは携帯三昧だった入院生活の癖を抜き、勉強に励んでいただきたいと思います。

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