男の約束 | アドリブ将軍モッタの『イチ確』

男の約束

「やれるな?魅せてやれ、アドリブ将軍の底力を」


オジサンは一言そう言い残しホールをあとにした


2月22日 19時


私はブログで愚痴を書き更新をするほど、追い込まれていた


だが、いくら落ち込んでも行動だけはいつもと同じなのは、根っからのスロット好きという証拠


ブラブラとホールを歩き続け、北斗のシマに入ると一人の中年サラリーマンが私に声を掛けてきた


オジサン「坊主・・・さっきからウロウロしてるが、さては打つ台がなく迷っているな」


アドリブ将軍「あぁ、商売あがったりだよ」


オジサン「そうか、だったら譲ってやるよ」


顔のシワ、スーツの傷み具合、年期の入った靴などを見れば、私の倍近い年齢であろう


そんなオジサンが譲ってくれると言った台はART中の北斗



残り数十ゲームと微妙な臭いがするが、その私の表情を見てかオジサンが静かに口を開いた


オジサン「これは只のARTじゃねぇよ坊主。コイツは北斗揃いだ」


アドリブ将軍「えっ!?オ、オジサン、そんな台を譲ってくれるってのかい!?安い小遣いで引いた北斗揃いじゃねえかよ!!汗」


オジサン「俺は帰る場所があるんだよ坊主。だが坊主、お前さんはこのままノコノコと家に帰って泣きじゃくるってのかい?」


アドリブ将軍「・・・礼は言わねぇ。言うのは勝った報告と一緒にするよ」


オジサン「ふん、若いのにイイ眼してるじゃねえか。坊主、名は何ていうんだ?」


アドリブ将軍「モッ・・・アドリブ、アドリブ将軍だ。オジサンの名は?」


オジサン「名が聞きてえなら俺の枚数を抜いてからだ」


オジサンは4000枚オーバーの出玉を持っていた


アドリブ将軍「ふっ、難しいこと言う人だ。わかったよ」


オジサン「やれるな?魅せてやれ、アドリブ将軍の底力を」


19時、オジサンは一言そう言い残しホールをあとにした


羽織っていた一枚のジャケットを脱ぎ捨て台に座り、忘れかけていたスロットへの楽しみと感性を私は呼び覚ましていた


アドリブ将軍「ここでアドリブがきかないやつは勝てねえ!!」



最初の継続演出で敗北ムードだったが復活しホッと一息。そこから黄色7が揃い上乗せ50



そして見事にアドリブ炸裂



とりあえず安心出来るだけの上乗せに成功したが、これだけではオジサンに顔を会わせることはできない



これでもまだアドリブが足りない



本日2度目の拳王乱舞



21時に残りゲーム数400オーバー



21時半になって増えるゲーム数



なかなか減らずに閉店終了を覚悟するアドリブ将軍



22時半になぜか取りきれるART。笑


これが偶然なのか、そんなことはどうでもいい。これも我慢して歩いていた結果であり、ここでオジサンに出逢うのも運命だったのだろう


私は毎日ホールにいるため、近いうちにオジサンとまたホールで会うだろう


だから今日の勝ち分から諭吉2枚くらい渡してお礼を言おうと思う


そして、最後にオジサンに言いたい


「諭吉渡したいけど、オジサンの顔・・・忘れました。ごめんなさい(;´д`)」


『我が生涯に一片の悔い無し』

byラオウ