月灯り | ~From.裕~

月灯り

今宵ありし月よ満ちたりし後…姿消し行く
穿かなき定めの月よ…
我が想い溢れし時
この身
穿かなく消え去る定めか…

朝陽とともに消え行く
夢と許されしことならば
硝子細工の如く澄んだ瞳に
映りし影が
朝露の如く汚れ無き心に
浮かびし面影が
我が姿なれば…
全てを捨て我が想いのままに…

紅き花びらに接吻(くちづけ)し
蜜の薫りに狂わされ
絹を滑らし風となり
その柔らかき温もりを
我が胸に抱(いだ)き
愛しき人を我がものに

例え罪人になろうとも…

抑えし溢れる熱き想いに
我が心乱す月灯りよ
愛しき人を狂おしき姿に
映しだす月灯りよ
ともに罪人に堕ちいらせん前に姿を隠し
朝陽の中消え行く夜露とともに
ひと時の愚かなる夢と
消し去りし

我が想い…