この前タロが
放課後にドッチボールをしていたら
飛んできたボールを取りそこねて
小指を骨折してしまった。
テーピング固定で済む軽いものだったけれど
痛みは強そう。
体育は欠席
習い事のバスケも禁止。
最近タロブームのうんていも禁止。
色々禁止が多くてイライラ
だけれど
仕方ない。と思うしかなさそう。
そしてそんなタロが今日遊びに行く時に
自転車に乗ろうとしたから
「だめだよ。ちゃんとハンドル握れないから確実な安全運転できないから。」
というけれど
「大丈夫だって！！」
とタロ
「自分のケガもだし、人を巻き込んだらどうするの？」
と強めに牽制
またまたの禁止事項に
「じゃあ！いつまでそんなことするのよ！！いつになったら治るのよ！！」
とタロもヒートアップ
大きな声で喚き散らし私を威嚇
タロの立場になると
痛みやら少しずつの日常生活の制限で
ストレスたまってるんだろうとおもう。
結局
「大丈夫なんだってよ！！」
と言って
私を振り切って乗っていった。
いやいやいやいや。
ダメダメダメダメ。
気持ちはわかるけど
安全が確保できないリスクがあるとわかってて自転車に乗るのはダメダメダメダメ。
夕方で外に出るつもりもなく
部屋着でだらっと過ごしてたけど
今回ばかりは服を着て髪を整え
目的地の近所の友達の家に
自転車を取り返しにむかう。
（大体、自転車でいかなくてもいい距離。。。）
「あのやろー。」
あ。
庭の前に
自転車が置いてあった。
あら。
あらあらあら。
あらあら、どういうことかしら。
どういうことだったのかしら。
なぜこうしたのかしら。
鼻息荒く玄関出てきたけど拍子抜け。
あの感じで行くと
大分感情も高ぶってたようだけれど
自転車を乱暴に道端に投げてるのではなく
邪魔にならないところに丁寧に置いてあるところに
タロの優しさが見えて
私の心も少しあったかくなる。
帰ってきたらきいてみよう。
ちゃんときこう。
自転車おいていった理由
骨折してからタロに起こってる色んなこと。
悪者扱いしてごめんね。
としんみりしつつ
全然トンチンカンな理由だったらどうしよう。
それはそれでもまぁいいか。
ご飯作って待っておこう。