我が家のエアコンは、霧ヶ峰のZシリーズで、高機能エアコンといってよいものだと思います。
が、一年過ごした感想として、我が家に高機能エアコンは不要でした!
Zシリーズ | 三菱ルームエアコン 霧ヶ峰 | 三菱電機 (mitsubishielectric.co.jp)
我が家に入っている三菱霧ヶ峰のZシリーズは、高機能化したサーモセンサーによって、いろいろな細かい制御をしてくれます。例えば、暖房だとこんな感じで、細かく制御してくれます。
しかし、これらの機能は局所暖房を主用途として作られているように感じていて、一台のエアコンで家全体を暖房したいという用途ではむしろこれらの機能は邪魔だというのが、この一年試行錯誤した私なりの結論となっています。
具体的に書いてみるとこんな感じです。HPの売り文句からの引用です。要不要を◎〇△×で評価してみました。
×室温の変化を先読みして、運転の強さを調節する
→高気密高断熱住宅では、気温変化は穏やかなので先読みの必要性はありません。不要な先読みにより急激な温度変化が起きて体への負担がむしろ増します。
×風を調整して、効率良く人に快適を届ける
→風当て、風よけ機能は、家全体を温めたいという用途ではむしろ、真逆で邪魔な機能です。
×暑がりさん、寒がりさんにあわせて吹き分ける
→「風を調整して、効率良く人に快適を届ける」と同様で、真逆で邪魔な機能です。
◎暖房基本性能
→真冬でもおおむね400w程度の電力で、家を一定温度で保ってくれているので、満足です。
◎ワイド気流 / ロング気流(それぞれお客様による設定が必要です)
→AI自動だと風向きを下に向けるのですが、これだと家全体に温風が回りにくいので、暖房の手動設定で、ロング気流を使っています。
〇室温キープシステム
→霜取り時に事前に温度を上げておく機能です。実感はないのですが、寒いと感じていないので効果はあるのだと思います。
こんな感じで、高機能として売りとしている機能は、ほぼすべて高気密高断熱機能ではむしろ邪魔になっています💦
試行錯誤しながら、12月上旬:AI自動21℃→12月下旬:AI自動22.5℃→1月上旬:暖房22℃、ロング気流と設定を変えていった結果、1月下旬にはAI自動に完全に見切りをつけることになりました。
「風向き固定、暖房」という非常に機能制限をした使い方ですなのですが、今のところこの設定が一番良いです。
いまのエアコンが寿命を迎えたら、今度は暖房、除湿、冷房の基本性能で選ぶと思います。以下のような感じかな。
能力:2.8Kw/4.0kw(それぞれ、100v/200vの最高効率)
グレード:ミドルレンジのグレード
メーカー:日立(再熱除湿の性能で一歩抜きんでているため)
多分、日立白くま君のWシリーズあたりを狙っていくと思います。もし再熱除湿にこだわりがなければ、それこそ好きなメーカーの一番安いグレードで全然いいのではないかな。
高機能?局所暖房向けに作られた高機能なんていらないよ!ってのが今の心境です。
我が家の場合、ZEH+申請のため、どうしても高グレードで大能力(20畳用以上)のエアコンを選らばざるを得なかったのですが、高気密高断熱住宅であれば、普及グレードで小能力(8~10畳用程度)エアコンで十分だし、そのほうがよっぽど省エネになると思いますね。