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日々お仕事をしている中で、

いつも立ち返る場所が

私にあります。

 

 

逆に、その出来事があったからこそ

ずっと、お仕事を続けなきゃ

と想ってみたりもしています。

 

 

 

それは、お知り合いの

IT会社のF社長が

ご逝去されたことです。

 

 

 

F社長とは、㈱リクルートの時、

人材採用のお手伝いがきっかけで

採用のお手伝いを

させて頂いていました。

 

 

 

 

ある時、F社長から

ご相談がありました。

 

 

 

銀行に500万円の融資を

依頼したとのこと。

 

 

そしたら、ご加入中の

生命保険を解約して、

保険料分を返済に回せば

融資しますよ。

と言われたとのこと。

 

 

で、私に、

どうしたらいいと思う?と。

 

 

当時は、人材採用のことだけで、

経営のことは、正直何も

わかりませんでした。

 

 

だから、

「私には、よくわからないので

社長が思ったように

ご判断すれば良いと思います」

と、当たり障りのない

返事をさせて頂きました。

 

 

 

「そうだよね」

と、F社長。

 

 

 

その後、生命保険をご解約され

融資を受けられたと

おっしゃっていました。

 

 

 

しかし、その半年後です。

 

 

F社長は、スキルス胃がんで

ご逝去されてしまったのです。

 

 

 

社員さんも露頭に迷い、

最後には、会社も無くなって

しまいました。

 

 

 

あとからお聞きしたら、

その500万円以外にも

ご融資を受けていらしたらしく

合計で数千万円の返済が

ご遺族にのしかかって

しまったそうなのです。

 

 

 

人材採用だけでは、

企業様は救えない…

 

 

 

その時、自分の無力さを

イヤと言うほど

思い知らされたのです。

 

 

 

もし、F社長の

会社の経営状況を

知っていたら、

融資の件で聞かれた時

ちゃんと答えれたのではないか?

 

 

F社長から聞かれた

生命保険のことも

ちゃんと知っていれば

アドバイスだって

できたのでないか?

 

 

 

そんなことばかりを考え

何も手がつかない日々が

当分続くのでした。