おはようございます。

ヒューマンライフケア人財開発室の小野です。

 

本日は西日本でも気温が下がり、朝道路が凍結しているところがありました。

転ばないよう歩くのに必死でしたが、車を運転される方も十分にお気を付け下さい。

 

今回は社内で情報発信している内容を皆さんにも共有します。

 

ご存知の方も多いと思いますが、

ヒートショックについて ※急激な温度差によって体に及ぼす影響のこと

 

対象者)

 浴室での急死:8割以上が高齢者 

  世界的にも突出しており日本固有の文化による死亡事故といえる

 

発生場所)

 浴槽外(洗い場、脱衣場)ではなく浴槽内の事故が9割

 

発生時期)

 「冬」12月~2月に5割が発生。1月は8月の10倍の発生率。

 

原因疾患)

 急死者の既往:高血圧、心疾患、糖尿病、脳血管疾患

 しかし、既往症が無い者でも高率

 

地域別傾向)

 都道府県別の発生件数では上位10位以内に関西の5府県がランキング

 外気温差ではなく、浴室を含めた家屋内の温度差に起因すると考えられる

 

予防)

 入浴時間は10分程度。

 食後は1時間以上あける。

 

特にデイサービスでは入浴を楽しみに来られる利用者さんが多く

もっと長く入浴したい、昼浴を希望する方には特に注意が必要です。

 

日本は諸外国と比べて入浴中の死者数が多いと言われています。それはなぜなのでしょう?

もともと諸外国と異なり、湯船に浸かる習慣があることが前提として挙げられますが、浴室環境の問題にも着目してみると、

浴室の暖房設備の普及率に違いがあるそうです。

ドイツやイタリアが90%台にも昇るのに対し、日本はわずか20%台!日本の浴室は寒いのですね。

 

施設のお風呂には洗い場の天井や脱衣場に暖房器具が取り付けられていたりするのですが、

ご自宅で入浴後は部屋を暖めておくなど対策をしておくことが重要です。

 

 

皆さんも入浴する際には気を付けてみてください。

 

小野