育休に入る前に、ワーママの同僚先輩に言われました。
「子供産んだら、驚く程物欲が無くなるよー産む前はよくプラダとかグッチのカバン買ってたけどそんなのほしく無くなるもんよ」
と。
それを聞いた私は、
心に決めていました。
産んで、私から物欲が無くなったら、キャリアを捨てて主婦になろうと。
私の中の働く原動力は
「今一番欲しいご褒美」
を自分のお金で誰にも文句を言われずに買うこと。
それがバッサリ無くなるなら働く意欲なんて起きないだろうしそんな状態で続けられる程柔い世界じゃないことは自分が一番わかっていたから。
で産んでみました。
あのー。
全く物欲は無くなりませんでした
ルブタンのハイヒールからフェラガモのフラットに
シャネル のマトラッセからゴヤールのマザーズトートに
真っ白なYokochanのブラウスからよだれがついても洗えるフォクシー ニューヨークの黒いワンピースに
マイナーチェンジされることはあっても、本質的な「欲しい」欲求は私の場合、変わりませんでした。
むしろ娘が産まれたことにより、
プラスアルファ
・垢抜けた子供服
・質の良い食材
・教育教材
と
買うモノ増えまして。こりゃ働かないといかんと思いました
でも一方で、産む前の「自分」と、産んだ後の「自分」は思ったよりそんな変わってない事に安心もしました。だって怖いですもん、産んだ瞬間から私が、「なーんにも欲しくないですよー子供の寝顔さえ見れれば」みたいな仏みたいになっちゃったら
あともう一つ、育休中に「擬似主婦」体験をして、心から私は向いていないと痛感したからです
主婦って、卒業後働いてしか来なかった側からすると、優雅で甘美な響きでしかありませんでした
が。
実際やってみると表立った代表的な掃除、育児、炊事と言う仕事のほかに無数の名もなき家事
・シャンプーの減りを見極めて詰め替えパックを詰める
・トイレットペーパーの補充
・流しに落ちてる髪の毛を拾う
・全員のお風呂のあと、換気ボタンを押す
・コロコロのエッジを三角に折り曲げとく
などなど沢山あってそれらは終わりなく永遠に続き、やったところで誰にも褒められることもなければ、お給料はおろか、トイレ休憩もランチ休憩も有給も無給もボーナスもない
やばいブラック企業よりもやばい。(語彙力)
会社にいれば少なくとも就業時間中のどーでも良い仕事にも、コーヒー買いに行く時間もチャリンチャリンとお給料が支払われています。
そのどーでもいい仕事ですら評価の対象で、きちんとこなせば査定が上がり、ボーナスやお給料が上がります。
そうこれらが私が戻った理由です。
次欲しいもの: バンクリのピアスとリンディ