昨日、月について書きましたが、香道にも「月見香」という組香があります。

試香で月と名付けられた香を聞き、香りを覚えます。

そして本香にて月3包、ウ3包(ウは、試香で聞けなかった未知の香のことを指します)の計6包のうちより任意に3包を順番にたいてその3包が何だったのか答を書くというものです。

答の組み合わせとしては8通りあります。

例えば、「月月月」とか「月月ウ」とか「月ウウ」とか「ウウウ」とかです。

この月見香の風流なところは、この答えの組み合わせにそれぞれ月に関連する言葉が当てられているところです。

「月月月」の時は答えに「十五夜」と書きます。

他は、

「月月ウ」は「待宵」、「月ウウ」は「夕月」、「月ウ月」は「水上月」、「ウウウ」は「雨夜」、「ウ月ウ」は「木間月」、「ウウ月」は「有明」、「ウ月月」は「十六夜」です。

月が3つのフルマークの時は十五夜の満月で、ウが3つで月が出ない場合は雨夜など、なかなかしゃれたネーミングになっているとは思いませんか。

私は月見香は未体験ですが、香木も2種類だけですので比較的簡単に香のよさを楽しめる組香だと思います。三日月


今日の一首 新古今和歌集より


月のみや うはの空なる 形見にて 思ひも出でば 心通はん

                          

                                       西行法師