著作権流通業界は、一向に新しい時代に対応しようとせずに、自分たちの既得権益を守り続けようとして、ファンを訴え続けている。こういった流通業界に対してアーティストたちの反乱が立ち上がってきており、この反乱が最終的に今までの既得権益を打破して、新しい音楽の時代をつくるだろうというのは、このブログでも何度も訴え続けてきました。

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アーティストの反乱が日本でも!「新ブラックジャックによろしく」作者自らWeb配信

漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の「新ブラックジャックによろしく」を、作者の佐藤秀峰さんが4月13日に更新したWebサイトの「漫画制作日記」によると、新ブラックジャックによろしくは、編集者との打ち合わせなしで執筆しているという。その作品を直接Web配信することで、「出版社に頼ることなく、一定の質とスピードを保って漫画を制作し続けることができるか実験」するといっていました。

佐藤さんがこのほど、自らのWebサイト「佐藤秀峰 on Web」で「新ブラックジャックによろしく」など漫画の有料配信をスタートした。佐藤さんのブログによると、初日だけで10万円の売り上げがあったという。via:itmedia

売上規模だけを見ると、出版社を脅かすとかいったレベルには全然行っていませんが、アーティーストが著作権流通業界を通さずに、自分のファンに向けてコンテンツを直接販売できたというのは、金額は小さいですが、将来へ向けた大きな一歩だったと思います。

佐藤さん、おめでとうございます!