皆さんは最近アニメをみますか?

ジブリの映画を除くと最近公開されている邦画アニメの殆どが「ポケモン」、「名探偵コナン」のような子供向けか、「エバンゲリオン」のようなオタク向けのものしか無くなってしまい、オールターゲットのアニメが無くなってしまいました。

この理由についてフジテレビ映画部の中の人が解説 していました。

***
何故オールターゲット向けアニメが制作されなくなったのでしょうか。まずは、その問題から探っていきましょう。
答えは簡単です。四半期ごとの利益を出さねばならない会社の論理が横行しているからです。目の前に数万人の子供ターゲットがある場合、おもちゃメーカーはその子供たち向けにアニメを制作すれば言い訳です。どれだけヒットするかわからない制作費のかかるアニメを作るくらいだったら、確実におもちゃを買ってくれるターゲットに向け安価なアニメを作ればそれで利益が出ます。オタク向けアニメも一緒です。現在オタク向けアニメ市場は数億円と決まっています。そこに向けて低予算でアニメを作れば、確実に売れる本数が算出できるので、利益確保ができるのです。こうなると、ある一定のマーケットに向け、彼らが喜ぶ作品を作っていれば一定の利益が上がり、株主への報告が楽になるのです。こうして、アニメはどんどんニッチ化していったのです。
***引用

世界に誇るジャパンアニメは、子供だけでなく大人も充分に楽しめるクオリティーを持っていたことが成功の秘訣でした。今の様に子供とオタクだけのニッチを狙っていくだけでは世界での影響力を失っていってしまいます。

「ホッタラケの島」はどう考えても、ヒットし辛い作品だと思いますが、何とか頑張って欲しいですね