ソーシャルネットワークでの友達ってなんでしょう?

Robert Scobleが面白い問題定義をしていたので僕も乗っかってみたいと思います。
Scoble responsible for destroying the utility of the social graph

よく、mixiはリアルな友人が集まるSNSで、モバゲー、GREEはバーチャルな友人が集まるSNSなどと話をします。ただ、ここでいうリアル、バーチャルという切り分けに何の意味があるのでしょうか?

僕はmixiには231人の友達がいますが、彼ら全員とあったことがあるかというと、そうじゃない人も何人かいますし、かなり仲のいい人もいるし、一度どこかであっただけの人もいる、すごく仲が良いけどマイミクになっていない人もいます。

実際に毎日読みたいブログはマイミク以外の人が多いし、映画の好みやレストランの好みに関する情報もマイミク以上にあてにしている情報源は別にあります。ここまでmixiが大きくなってくると、マイミクだけに公開という設定もどれだけ安全かは微妙だと思います。

gumiでは670人、Facebookでは170人くらい友達がいて、この中にはあったことが無い人がすごく多いのですが、彼らの中でも頻繁にやりとりがある人には、かなり友達的な信頼感を持つようになってきました。信頼関係を築く上で、実際に1、2回会うことがどれほど重要かは、かなり疑問を感じます。何回あっても信頼できない人はたくさんいますし、ブログを毎回見ていると、会ったことが無くても信頼感を持てる人もいます。

であるとSNSでは必須の機能になっている「友達」というのにはどんな意味のあるファンクションがあるのでしょうか?正直よく分からなくなってきました。

ソーシャルグラフは友達の繋がりと理解されていることが多いですが、今は大きく意味が変わってきています。今の概念では、ソーシャルグラフはオンライン上の個人のIDに紐づいた、友人関係を含む、様々なアクティビティの集合体です。

グダグダとまとまりが無くなって来てしまいましたが、僕の意見は、初期のSNSというのは友達関係を可視化するというだけのファンクションが面白がられて人気をはくし、その後、それだけではやることが無くて面白くないということで、日記、ゲストブック、写真など色々な機能が追加されてきて今の形になってきました。

しかし、SNSの中心の目的が「友達関係の可視化」から「自分の関心があるデータをリアルタイムで集積する」ということに変化してきた以上、「友達」という機能も変化する必要があると思います。つまり「友達」というものは、「○○コミュニティに参加」しているということと同程度の意味しか持たなくなったと思います。

今までのSNSでは「友達」という機能が中心で、それを元に全ての機能が設計されていましたが、これからは「友達」というのもただの一機能に過ぎなくなる。そのことを前提にサイトを再構築する必要がでてきたと思います。

まとまりは無くてすみませんでしたm(__ __)m


gumiでもサイトを作るときに「友達制」か「Follow制」にするかで散々議論して、「友達制」にしたのですが、「Follow」の方が時代に有ってるんじゃないかと今でも悩んでいます。