多くの人は検索はGoogleが天下を取ってしまったので、
さすがにGoogleを打倒するのは難しいと考えていると思います。

ただ、シリコンバレーのPowerset という会社は諦めていないようです。

PowersetはGoogleに迫るか?:TechCrunch


本当かどうかは分からないのですが、この検索エンジンを使った人の多くは、「もう2度とGoogleに戻りたくない」と感じているらしいです。

More on Powerset, the secretive search engine:VentureBeat

Powerset は検索の際に現在のエンジンが無視する検索語を含め、
ユーザーが自然言語を用いることができるようにすることを目標にしている。

つまり「は」とか「と」とか「の」などの助詞を現在の検索エンジンでは、
完全に無視して読み取っていません。

これらの助詞を理解することで、
ユーザーがもっと簡単に自分が欲している内容を
検索できるようにする技術らしいです。

PowersetのCEOであるBarney Pellは、
今の検索エンジンはまだまだ未完成で、
GoogleはPageRankにこだわることで、
「イノベーションのジレンマ」に陥ってしまっている


彼らの解決方法はもっと根本的なところにあるらしいです。

詳しくは語られていないのですが、
時間、場所、感傷などの概念を取り入れることで、
PageRankに変わる検索のコアを創りだしているらしいです。

コアのコンセプトを予想するのは、なかなかに難しいことですが、
個人的な感覚からも時間という概念をGoogleが
取り入れていないことの問題はよく感じます。

通常検索するときに時間の概念というのはすごく重要で、
例えばレストランなどを検索して口コミ情報などを得ようと思うときに、
古い昔の口コミなど聞いても、今、
どんな感じかが分からないと意味がなかったりします。

これに反して、歴史的な文献などを調べているときなどには、
時間的な概念はあまり重要でなかったりします。

後、ブログの登場がGoogleの検索結果を悪くしてしまっています。
何か調べようとしたときに個人のブログばかりが
上位表示されるのもどうかと感じるときも多いです。

更にSEOの技術の進化なども検索の結果に悪影響を及ぼしています。

つまり、今のGoogleの検索が問題を抱えていることは事実であり、
それの解決方法をGoogleを始めとする検索会社が示せていないことも確かです。

そう考えると、
PowersetがGoogleを超える可能性もゼロだとは言い切れない
でしょう。

今後、注目の会社の一つであることには間違えが無さそうです。


追記:
それにしてもアメリカのベンチャースピリットはスゴイですね!
Googleに検索のど真ん中で挑もうとするなんて。

すばらしいです!