Vol. 8 「動物園状態…でも、飛び込み初日」 | ノムラ證券残酷物語

Vol. 8 「動物園状態…でも、飛び込み初日」

この「あぁ~!ノムラ證券残酷物語」を、メルマガの私のコーナーの独り言で書き始めてから、視聴者からリクエストが何通も来ています。


T中君の素顔は?とか、ノムラ大運動会の話をしてくれ!とか、首都圏対抗野球大会のことを書いてくれとか(この方は、多分元ノムラの関係者でしょうか…)とか、いろいろなりリクエストがありますが、後で何度も登場することになりますが、私の同期の同じ支店に配属された2人は、なかなか個性的な人物でした。しかし、それにもまして、支店の先輩も皆全員それぞれ個性的な人物ばかりでしたので、武勇伝には事欠かないというか、完全な動物園状態であったと思います。


同期のT中君や、N野君もまあ大物でしたが、虎ノ門支店の早稲田大学のボクシング部出身の「H井」さんなんか、上司のイジメに切れると…狂犬のように叫びながらぶっ飛ばしたり(犯罪です)、酔っ払って泥酔し、歌舞伎町の警察官もぶっ飛ばして、トラ箱に泊められ、翌日支店長が車で迎えに行く羽目になったことも…また別の日には、出社もせず朝から連絡が取れないので全員で心配していると、昼頃、歌舞伎町のラブホテルから電話してきて、課長が「H井ぃ~お前どこにおるんじゃぁ~」って電話口で怒鳴ると「すみません…多分歌舞伎町のラブホテルだと思うんですが、隣に知らない女が寝ていて…」ってとか…この辺の話はまた追々にでも。


さて、初めての飛び込み外交はなんだか夢の中でした。ドキドキしながら会社の受付に行き、受付のお姉さんや無人の電話機だけが置いてある受付など、様々な会社があるんだなぁ~って思いながら、それでも最初の頃は夢中でひたすら馬鹿正直にインストラクターのH田主任から言われた通り「社長お願いします!」って繰り返していました。緊張のため初日のことはほとんど覚えていませんが、前場が終わった頃、支店に11時過ぎに戻ると、新人教育担当のY田課長が、太った脂ぎった顔をニヤつかせて、「おう、新人ちゃん!そうだな地下の会議室に集合してね」って、彼は彼なりに優しさをかもし出していたつもりなんでしょうが、私にとっては何だか「妙に気色の悪いおっさんだなぁ~」って言うのが第一印象でした。


大課長様のオリエンテーション&昼飯は会議室で食べながらでした。内容は?って、大したことは話して無いと思います。このY田課長に、そもそもたいした「内容」なんか無かったと思いますし…彼に限らず、当時のノムラの営業マンなんか、まともな勉強をしている奴なんかほとんどいなかったと思いますので。