Vol. 7 「茶でもシバけへんけぇ~~」 | ノムラ證券残酷物語

Vol. 7 「茶でもシバけへんけぇ~~」

我々3人は、9時過ぎに地下の通用口から支店の外に出て、地図を見ながら虎ノ門の交差点の方向に歩き始めました。さっ!やるか!って思って新橋方向に向き始めたら、同期のT中君が「おぅ!みんなぁ~~まずは茶でもシバけへんかぁ~~」って気の抜けた関西弁でまず第一声を発しました。「まず、茶やなぁ~~茶ぁ~~」って…


「そんな最初から力んどったら身がもたへんわぁ~」って…筆者も、この間の抜けた発言に、「よしやるぞ!」って気合の入ってきた気持ちはいっぺんに吹っ飛びました。「この野郎!」って…思ったのも反面、でもなんか高校時代に授業サボって喫茶店で時間つぶすのは得意でしたから、直ぐに私も「おう!そうだな!まずはモーニングでも食べて一服しよう!」って応え、一緒に喫茶店を探す目になっていたところ、3人の中では最も真面目なN野は、一人交差点で立ち止まり「俺は、良いよ!行くわ!」ってなんかいきなり3人はチグハグな関係か!?って感じになってしまいました。


しかし、そう思ったのも束の間、またT中が、「N野ぉ~~、そない堅いこと言うなってぇ~~~ええや無いかぁ~~同期の新しい出発やぁ~~一緒に茶でもシバいて、まずは一服せんかぁ~~~」って…「T中、お前もしかして凄い大物?」って…『ええ、彼はどえらい大物でした…』いろいろな意味で…(続く)