香港のリート市場(H-REIT)
香港におけるリート(Real Estate Investment Trust:不動産投資信託)は「賃料収入を生む不動産に投資する、共同投資の仕組みである」とされています。
リートとは、たくさんの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなどの不動産を購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品のことです。
アジアのリートは香港とシンガポールで8割を占めており、この2国は中国本土やASEANに資産を投資しているほか、日本やオーストラリアにも投資しており、アジア新興市場の成長に直接的には反映していません。
香港のリート市場は8銘柄が上場しており、中でもリンクリートはアジア最大のリートになっています。
香港のリート市場配当利回りはインデックスベースで4%台になっています。
香港は中国本土からの観光客を含め、4,000万人以上の観光客が香港に訪れています。
そんな中、生活必需品や服飾などの小売業界の売上高が前年比2桁以上の増加率があります。
そこから商業施設に投資しているリートが有益であると言えます。
香港初の上場リートはリンクリートであり、香港全土に多くのショッピングモールに投資している商業リートです。
所有している商業施設の例としてLung Cheung Mall(ルンチェンモール)、Stanley Plaza(スタンレープラザ)があります。