こんばんは☆

今日は飛行機で読み終わった一冊を紹介させてください📕

早見和真さんの
「イノセント・デイズ」です。

違った。
今までと違ったんです。何かが。

「少女はなぜ、死刑囚になったのか」
この帯が気になり手に取った作品です。
なぜ女ではなく少女だったのか。
イノセント・デイズとはどんな意味なのか。
この本を読みながら、なんとなく感じた時に
言葉では表せない感情が心の中で掻き乱れました。

最初は、不幸の連鎖と主人公を中心に繋がる人々の人生を読み進めていき
救いのない物語と怖さに改めて誰も幸せになれなかったなと感じる物語なんだと思っていました。

でも、読みながら泣きそうになっている自分がいました。
驚きました。
なんで涙が出そうになっているのかもわからなくて…。

この本の最初では想像もつかなかった
美しいさや尊さ、切なさと清らかさを感じたからかもしれません。
残酷さを包み込むような温かさも。

本を読んでいる時に私は「自分の立ち位置」を考える事が多いんです。
主人公なのか、はたまた第三者なのか。
どこかしら物語の中で居場所を探して、勝手重ねている自分がいました。

けれど、「イノセント・デイズ」は読み進めながら一体自分は何なのかよくわからなくなりました。

衝撃だったな…。
この本を読んで何も感じない人はいないと思う。

最後の最後に差し伸べられた手を掴んでほしいと願っても
掴んだ後の未来が幸せだったかはわからない。

幸せの価値は人それぞれで、それを願ってしまうのか勝手なのだろうか。

幸せになるということは、何かを犠牲にして失ってしまうのかな。

何とも言えないモヤモヤともどかしさ。
読み終えたあと、どっときます。

主人公が弱いのか強いのか、私にもわからないけど
誰にも必要とされない人なんていないのだと教えてもらいました。

辻村深月さんの解説の最後の話にハッとさせられました。
「ひとりの男だけが、味方であり続ける。」
の解釈。
本当に、凄いと思った。
確かにそうだと。
解説を読んで、さらに大きなものをもらった気がします。

辻村深月さんの作品は
「サクラ咲く」
「オーダーメイド殺人クラブ」を持っています!
今は朝が来るが気になってるんです💓

早く本屋さんに行きたいな〜(o゚∀゚o)ノ
昨日からこれしか言ってない笑

明日はシュートサイン握手会です!
よろしくお願いします( ´艸`)