HKT48の7期生が渋谷のコンサートでお披露目されてから3日後の5月12日。
劇場で開催された、7期生のニコニコ生放送お披露目を現地観覧に行きました。
凜咲ちゃんを筆頭に今ぼくがモーレツにどハマりしている6期生ですが、お披露目された熊本コンサートには参戦していたものの当時は興味を抱くことができず、結局ハマり始めたのはその半年後、下野さんが卒業してしばらく経った頃とスタートダッシュに失敗してしまった苦い経験があります。
だから今回は、お披露目には行けなくとも現地組としてこの機会を逃す訳には行かないと、意気揚々と申し込んだのでした。
あいちーも司会として出演するとのことだったので、村民としてその勇姿も見届ける必要があったのでね。うん。そうですよ。そのためですから。
会場に入ると、前ブロックは完全に潰されて定員を大幅に減らされていました。
前ブロックでは現役メンバーも一緒に観覧するそうです。
会場が暗転して幕が開くと、MCの2人が登場しました。
それに続いて横の扉から先輩メンバーが続々と入ってきて、前ブロックの席に着席していきます。
いよいよイベントがスタート。
麻莉愛ちゃんがひとりひとり名前を呼ぶと、7期生が1人ずつ元気にステージに登場。一言あいさつをして席に座っていきます。
そして全員が着席したところで、突然あいちーが「この場を借りて」と司会席を立って前に出てきました。
同時に始まったのは、先日のコンサートの映像。
7期生が「Chain of Love」を披露するシーン。
この時、直前のMCで使っていた質問カードが入ったボックスの撤去の段取りが上手くいかず、暗転したステージで7期生がそれぞれの位置に立ってスタンバイしているにも関わらず、ボックスが放置されたままに。
これをマズいと思ったあいちーがステージから退けようとしたところ、ステージ上に質問カードを盛大にぶちまけてしまったそうです。
結局7期生はその散らかったステージ上でパフォーマンスをせざるを得なくなってしまうという、とんだハプニングがあったのでした。
7期生の前に出てきたあいちーは、ステージ上で全力土下座。この前のコンサートでの粗相のお詫びからイベントはスタートしたのでした。
そして、劇場でのイベント時には名物となったスーパーADはんちゃんも登場。
スタッフ衣装で台本を腰に差す徹底ぶりで、司会の後ろにスタンバイ完了。
最初の企画は、事前のアンケートを元にしたプロフィールチェック。
名前順に1人ずつ、事前に記入したアンケートを見ながら掘り下げていきます。
青木日菜子ちゃんは、鼻リコーダーが特技ということで。
アイドルらしからぬ特技に少しザワつく会場をものともせずに、自前の真っ赤なリコーダーを持ち出してきました。
スーパーADのはんちゃかがマイクを近付ける中、鼻リコーダーで「桜、みんなで食べた」を演奏。口で吹いているのとあんまり変わらないくらいのクオリティーの高さに、会場からも歓声が上がりました。
憧れの先輩はくるたんだという石井彩音ちゃん。
さらに大声が特技ということで「くるみさん大好きでーす!!!」とその特技とくるたんに対する深い愛を披露。
ヲタクに勝るとも劣らないくらい強烈な叫びに「ファンの方ステージに上げちゃった?」と麻莉愛ちゃんも
彩音ちゃん、この前のコンサートでもセンターで目立ってたし、パッと見で可愛いし、華があるよね。
石川歩実優ちゃん。
「アサデス!」の密着番組で「家族が緊張を吸い取ってくれた」と元気に話す姿や、家族との仲の良さが印象的で、お披露目前から気になっていた子です。
憧れはさっしーということで、バラエティーの方向に少し行きそうな雰囲気。
そんな中、さっしーと同じく大分県出身のくりなが「栗山梨奈さんって知ってますか?」と圧をかける。
これに対して歩実優ちゃんは「えっと…ごめんなさい」と期待通りの返しをして、会場もドっと沸きました。
長崎県出身の猪島莉玲亜ちゃん。
同郷ということで司会の2人から話を振られたぐっちは、莉玲亜ちゃんと似ていると言われたことがあるそうで。
身長も相まってまだ子供っぽいけど、今後垢抜けたらめっちゃ化けそう。=LOVEの瀧脇笙古ちゃんみたいに。
アビスパ福岡のチアダンスのグループに所属していた江浦優香ちゃん。
憧れの先輩は阿紀ちゃんだそうで、そのきっかけも、やはりベススタで見た阿紀ちゃんの虜になったからだそう。
アイドルの入口がサッカースタジアムなんてこともあるんだなぁ。
片平紗麗ちゃんは、特技のアクロバットを披露。
みんなが見守る中、ステージで一発で綺麗にハンドスプリングをキメる。度胸があるなぁ。
呉優菜ちゃんは、憧れの先輩として生野ちゃんの名前を挙げました。
これを聞いてめちゃくちゃ嬉しそうな生野ちゃん。
ステージに上がって話を聞こうとするけど、優菜ちゃんの前で生野ちゃんもタジタジ。
その様子はどっちが先輩か分からなくなるほどでした。
洋楽を歌うのが特技とのことで、ホイットニーヒューストンの「I Will Always Love You」をアカペラで披露。
小さい身体と幼い年齢からは想像もつかないほどの迫力のある歌声に会場も思わず聞き惚れる。この子本当に12歳?
堤楓夏ちゃんは、一部の先輩メンバーたちから緋杏2世と呼ばれているそうです。
喋っている感じもハキハキしてて度胸もありそうな雰囲気があり、たしかに緋杏っぽさはあるな。
そして特技は和太鼓。
太鼓部に所属しているということもあって、その腕前は確かなものでした。すぐにでもコンサートのステージに立てそう。
靏川那智ちゃんは13歳という年齢の割に落ち着いた雰囲気。
麻莉愛ちゃんが渋井ちゃんの方が子供っぼいとツッコんでいましたが、確かにそう思いました。
渋井ちゃんが子供すぎるのもあるだろうけどね。
続いて中野南実ちゃん。
他の7期生は憧れの先輩として、颯やくるたんといったようなグループの顔ともいうべきメンバーの名前を挙げていた中で、南実ちゃんが挙げたのはなんと凜咲ちゃん。思わぬ名前の登場に先輩メンバーもザワザワ。
嬉しそうにステージ上に上がった凜咲ちゃんのテンションも爆上がり。ニコニコと南実ちゃんに話しかけます。
しかも凜咲ちゃんは、今日そのために美容院に行って髪を巻いてもらったそう。何それ可愛すぎる。
この子もまた「アサデス!」でのオーディション中のインタビューで、レッスンの感想を聞かれた時に「楽しいです!」とポジティブな返事をしていたのが印象に残っていて、お披露目前から気になっていました。
特技は「何もしていてもY字バランスができる」というちょっと不思議な特技。
グルグルバットを7回回って、その直後Y字バランスに挑戦しましたが、その出来はイマイチ。
しかし、爪痕を残そうとうする勢いはたしかにあって、ハングリー精神は強そうです。
長崎県出身の長野ららちゃんは、みかんを二口で食べるという身体を張った特技を披露しました。
普通のみかんならいけたのかもしれないけど、まさかの種が入っててちょっと失敗。
でもガッツはあるんだろうな。
松永悠良ちゃん。
パンが大好きで、食べるのもさることながらパンを作るのも趣味だそうで。
食べ物好きキャラはいままでも何人かいたけど、パン好きキャラとして今後定着していくだろうか。
「新もかぴ」こと松本苺花ちゃん。
この子もまた「アサデス!」の密着で特集が組まれていたこともあって、お披露目前から気にかけていました。
プロフィールの至る所に苺の要素が散りばめられていて、最後まで貫くこだわりの強さ。完全に苺キャラでいくつもりだな。
特技は「効きいちご」ということで、3種類のいちごの中からあまおうを当てる挑戦。
見事に正解して、嬉しそうに飛び跳ねてるのが可愛かったです。
アニメのような可愛い声が特徴的な山川万里愛ちゃん。
憧れの先輩は、10年来の推しメンである秋吉ちゃんとのことでした。
10年前の秋吉ちゃんといえば、おにぎりを被っていた頃かな?時代の流れを感じてしまいました。
特技は半年前から始めた沖縄三線。
「涙そうそう」を見事に演奏しました。
そしてこれに反応した先輩メンバーが2人。
沖縄出身の聖と、楽器が得意な鈴雅ちゃんです。
万里愛ちゃんは、三線が弾けるだけでなく一時期は沖縄に住んでいたそうで、沖縄キャラを取られそうになり焦る聖。
メンバーにそそのかされた聖がステージに上がると、沖縄キャラを死守するために、万里愛ちゃんの演奏に合わせて得意のフラダンスを踊ることに。なんともシュールな光景……
鈴雅ちゃんは、三味線は弾けるけど三線は弾けないらしい。
三線を教えてもらって、弾ける楽器を31種類にするそうです。
吉田めいちゃんの特技はバイオリン。
自前のバイオリンで「バケツを被れ!」を奏でました。
その腕前は文句なしの一級品。
楓夏ちゃんの太鼓と並んで、そのままステージに上げてもまったく遜色ないくらいでした。
そしてこれまた楽器ということで、鈴雅ちゃんが反応。
鈴雅ちゃんはバイオリンはまだ練習中だそうです。
最後は龍頭絢音ちゃん。
長崎県出身で、お披露目のコンサートでもフロントに立って、13歳とまだ若いながら華がありました。
「何をされても真顔を維持できる」という、みるんチャレンジエントリー不可避の特技があるとのことで。
そこでその実力を確かめるべく、憧れの先輩だという颯が仕掛けました。
絢音ちゃんの目の前に座って、可愛い仕草で「絢音ちゃん…」と颯が一言かけた瞬間、激しく照れて崩れ落ちてしまいました。
そんな、颯にあんな至近距離で上目遣いされたら誰だって耐えられないよね。
こうして、16人全員のプロフィールチェックが終了。
憧れの先輩として、颯の名前を挙げた子は4人もいて、今のHKT48がたしかに世代交代しつつあることを改めて感じました。
そして総じてみんな元気。
声も大きいし、勢いが溢れています。
オーディションの段階から、福岡のみならず九州各県のローカルTV局まで巻き込んで特集が組まれ、お披露目のコンサートでもかなり気合いの入った映像作品を残された7期生。
パフォーマンス自体も、合格発表から1ヶ月も経っていないとは思えないほどの完成度で、6期生にとっては結構なプレッシャーになっているんじゃないかと個人的には思っています。
結菜も最年少という肩書きがなくなってしまったことで、これから結菜がどう先輩として変わっていくのか、地味に楽しみです。
企画はまだまだ続きます。
続いて絵しりとりの企画が始まりましたが、その本質は画伯発見のコーナーでもあります。
そこで頭角を現したのが紗麗ちゃん。
人のような得体の知れない何かのイラストに、会場にいるヲタクも先輩メンバーも、そしてその絵を引き継がなければならない優菜ちゃんも完全にフリーズ。
無事に画伯のあぶり出しに成功しました。
逆に絵心があったのは那智ちゃん。
何を書けばいいかめちゃくちゃ悩んで、書き始めるのに時間がかかってしまいましたが、時間をかけて書きあげたのはシンプルな椅子のイラスト。
しかしそのクオリティーは高く、立体感のある、スケッチのようなイラストで完成度に会場からは歓声が上がりました。
ここからは、さらにバラエティー力を鍛えるコーナーへ。
最初は定番のロシアンシュークリーム。当たりはカラシ入りです。
まずは渋井ちゃんがデモンストレーション。
ただでさえカラシが確定しているのも面白かったけど、7期生に対して「見てて!」と威勢のよかった渋井ちゃんが、食べた瞬間すぐに悶えているのも可愛くて面白かったです。
そして、7期生の中で最初に当たってしまったのは優菜ちゃん。
会場にいる誰もが、優菜ちゃんだけには当たって欲しくないと願っていたんだけど、見事に引き当ててしまいました。持ってる子だなぁ
2回目に当たってしまったのは那智ちゃん。
そーっと手を挙げて「辛いです…」と薄いリアクション、と思いきや、時間差で襲ってきたカラシに悶絶。
でもしっかり間食。ピュアで可愛かったです。
続いては、ロシアンメロンジュース。
激酸っぱメロンジュースが一つだけ混ざっています。
こちらは秋吉ちゃんがデモンストレーション。
先輩メンバーとしての威厳を見せつけたいところでしたが、あまりの酸っぱさに思わずステージ上に吹き出してしまうという、リアルに放送事故映像が流れてしまいました。
参考になるどころか、むしろダメな例を見せつけられてしまった7期生たち。リアクションはいかに……
1回目は優香ちゃんが、2回目が苺花ちゃんが、それぞれ当たりを引いてしまいましたが、2人とも吹き出すことなく、リアクションは取りつつしっかり飲み干し、秋吉ちゃんを華麗に超えていきました。
そして、カラシと酸っぱジュースが当たったメンバーは、盛れカメラの前でアピールタイムをすることができました。
まだ慣れないぶりっ子ポーズと、胸キュンフレーズが初々しくて可愛かったです。
最後は7期生全員に盛れカメラのチャンスが。
最後の企画、ビリビリペンが当たった人は盛れカメラでのアピールタイムを獲得できます。
ルール説明が終わるや否や、くりなが「私もステージに立ちたい」と自らデモンストレーションを引き受けました。
そそくさとステージに上がったくりなは、躊躇なくビリビリペンを食らってリアクション。そしてすぐに、盛れカメラへアピール。
バラエティーかくあるべきと7期生に見せつけるようなお手本でした。
そしてペンが2本余るとのことで、鈴雅ちゃんと結菜の2人も7期生に混ざって盛れカメラに挑戦。
7期生と鈴雅ちゃん、そして結菜が1列に並んで、一斉にペンを押します。
結論、このペンは全員がビリビリペンだったようで、みんなで一斉にリアクション。
勢い余った鈴雅ちゃんはペンを破壊してしまうほどでした。
というわけで、みんなもれなく盛れカメラでアピール。
まだみんな少しぎこちなく、そして初々しいですが、今からどんな風になっていくのかが楽しみです。
そして最後に「よっぴさんがやっていいって」と言いながらくりながステージに上がって盛れカメラの前へ。
くりなが気合の入ったセリフを言った瞬間、スーパーADはんちゃんが盛れカメラの電源を落として団体芸の笑いを見せつけました。
こうして、気が付けば3時間半も経っていたイベントは終了。
退場時には、7期生が初めての劇場でのお見送りをしてくれました。
そのお見送りも元気で前のめり。
先輩メンバーのお見送りでは正直ここまでの勢いはありません。
近くで見るとみんななおさら可愛くて、わりと完成している感もあるように感じたけど、これ以上磨きがかかって垢抜けていったらどうなってしまうんだろうか。
加入、そしてお披露目から間もない7期生ですが、一芸に秀でたメンバーがいたり、すでにキャラが付きつつあるメンバーがいたりと、原石、というよりもはや、すでに原石から削り出されて磨かれながら輝きを増している段階のようにすら感じました。
新人ならではの勢いも相まって、まだ若い5期生や6期生にとっては、ものすごい刺激になるに違いありません。
新たな仲間として、そしてライバルとして、7期生の存在がHKT48というグループをますます上に引き上げる起爆剤となることを期待しています。