ワールドワイドなりちゃきワールド | くにおDiary

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長崎のアイドルヲタクがダラダラと綴るブログです

福岡と北九州の間に広がっている、謎に包まれた地域のひとつ、芦屋。

 

こんな果ての地、人生で1回来るか来ないかというレベルの地域だと思っていましたが、ヲタ活というのは時にそういうレアな人生体験をもたらしてくれます。

そしてまた、普通に過ごしていれば見ないようなエンタメに触れられるのも、ヲタ活の特徴。

 

今回のメインコンテンツである「三角定規」の舞台を見るのは、もちろん初めてでしたし、その即興劇というものが何たるものかもよく分からないまま来てしまいました。

 

 

イベント自体は芸人によるお笑いライブと「三角定規」による即興劇という2部構成。

 

テレビの情報番組やバラエティー番組で見かけるこそすれ、パラシュート舞台や土居上野の漫才を見た事が無かったのだけど、実際に生で見ると普通に面白くて普通に爆笑でした。やっぱり地元ネタは盛り上がる。

 

 

お笑いライブが終わると、三角定規の3人が衣装に着替えて登場。

いよいよ即興劇のステージが始まっていきます。

ステージの大まかな流れとしては、まずその劇の場面設定となるテーマをくじ引きで決定。

その後に各演者が、その劇中に使用しなければならないセリフをまたくじ引きで決めていくというもの。

 

なお、セリフは開演前に観客から募集したものということで、ぶっつけ本番の本当の即興劇でした。

 

 

最初に出てきたのはりのちゃん。

前回一度だけ三角定規の即興劇に出演した経験があるりのちゃんは、確かにぶっ飛んではいたけどセリフの導入なんかは自然で上手でした。さすがは経験者。

 

 

続いてりちゃきが登場。

演技をするりちゃきを見るのはもちろんですが、グループ外の現場でりちゃきを見るのもまた初めてでした。

 

僕らは、劇場公演やグループ活動の中でりちゃきのキャラクターはよく知っているけど、それが外の世界に放出された時に果たしてどれくらいの爆発力があるのか、楽しみなのはもちろんでしたが、芸人がこの子をどれだけ捌けるのか、緊張までしていました。

 

 

結果から言うと、我らが誇る「りちゃきワールド」は、外に出ても想像をはるかに超えていました。

まさにカオスという言葉を体現したような空間。

 

 

演技力がどうとか、その場の空気や話の流れを読む力とかそういうのは二の次で、度胸と瞬発力にステータスを全振りした、まさに文字通り「体当たり」の演技。

 

これを目の当たりにした芸人たちも、最初のステージが終わって即、この子がヤベェ奴だと分かったようでいろいろと弄られていたけど、何より舞台上でニコニコしながら全力で演じるりちゃきが本当に楽しそうで、可愛くて、愛おしかったです。

 

 

りちゃきが登場したステージは2回ありましたが、一番最後のステージでは、りのちゃんを含めた全員が登場。

 

物語はどんどん進んでいくけれど、りちゃきはなかなかキーワードのセリフを入れることができません。

 

何とか言おう言おうとしているのは、ステージの下からでもひしひしと感じられるくらい、前のめりになっているのは分かったんだけど、結局言えないまま物語は終演してしまいました。

 

ニコニコしてたけど多分ちょっぴり悔しかったんだろうな。

 

 

りちゃきにとっては初めての演技のお仕事で、しかも内輪じゃない外の現場。

普通なら借りてきた猫のようになってもおかしくはないのに、いつもと同じようにおしゃべりで、ちょっと不思議ちゃんな、普段通りのりちゃきが見せられたことはとても良かったと思います。

 

りちゃきの一挙手一投足に涙が出るほど爆笑したし、推し補正抜きにしても、観客や演者を含めてあの空間にいた全員にものすごいインパクトを残せたんじゃないかな。

 

 

元気で、可愛くて、面白くてちょっと不思議。

りちゃきワールドが広がる幸せな時間でした。