伊丹市のAI・HALLにて、売込隊ビームプロデュースの『アイスクリームマン』を観劇
なかなか腹にズシっと来る重いお芝居
舞台は山奥の自動車免許合宿所
そこで共同生活をしている男女が主役
最初の方は、若者が他愛もない、軽い会話
キャッキャとくだらないことを言い合う感じの軽い会話劇が続く
しかし、その内面に鬱屈したモノを持っている若者は、やがて表面だけの馴れ合いの中で爆発し
本心を曝け出すようになる
後半は一転、各演者が胸の内をぶつける演技には、一種の狂気すら感じる
そして、ある悲劇的な出来事で幕を引く
報われることのない終わりが待っている
若者同士が会話する中には、学生時代の休み時間のようなちょけた絡みがあったりするのだが
それすら、なにか物悲しい感じがする
それが表面上だけの馴れ合いというのは後半になってから次第に明らかになっていくのだが
最初からその雰囲気はある
結構笑っているお客さんもいたけど、そういうお芝居ではなかったなーと思った
ではでは