書名:職場の教養

発行日:201412

 

 この一般社団法人論理研究所が出版している月刊誌との出会いは、毎週寄っていた整形外科医院でありました。混雑する時間帯に受付を終えた後、気軽に本棚からこの「職場の教養」を引き出して、狭そうに座っている患者さんたちの間に何とか座って読みました。

 この月刊誌は、論理研究所という社団法人が法人会員に提供してる非売品です。日に一文ずつで、会員各社の朝礼に活用されています。最後のページに書いてある手引きによりますと、社員たちはこの月刊誌を両手できちんと持って、輪読することで朝礼を始めます。その後、当日のリーダーが読んだ文書の感想を述べます。最後に全員で元気よく「心がけ」を言って、解散することになります。文章は職場に関するモラルを述べ、社員たちに毎日それを心がけて仕事をしてほしいという内容です。例えば、両親に感謝の気持ちを持つことを始め、これを読むとよい人間関係を築けるようなことが書かれています。全文章はひらがな付きですので、日本語を勉強するために、数冊をオンラインオークションで入手しました。

 もし、インターネットで「職場の教養」を調べましたら、一つのよく検索されているフリーワードは「職場の教養 気持ち悪い」。「職場の教養」を読むことを強要されて、仕事を辞める人もよくいるみたいです。私は日本での転職で、色んな職場で、色んな形の朝礼に参加したことがあります。両手できちんと持って「職場の教養」を読ませられることはなかったですが、社長が書いた社訓を全員が元気に読むことがありました。当時読みながら、よく周りの同僚たちの麻痺している表情を観察していました。毎週読ませる「…夢を持って、日本のナンバーワン、世界のナンバーワン…」のような競争的な社訓内容は、彼らの価値観にどんな影響があるか、と考えていました。もしナンバーワンになるより、社会に貢献する方が重要だと確信している者は仕事をし辛いでしょう。自分の人生がある社員たちは、必ずしも社長と同じ夢を持つ必要はないと思います。多元的な夢を持っている社員たちは、色んな人生の段階でまじわって、同じ職場で各自の能力を最大限発揮すれば十分です。また、表情が麻痺している同僚は、もし社長と違う夢を持っているなら、向上心を持って転職を考えるべきです。転職は、知識の流動性を高めて社会全体の進歩に対しても良いことだと思います。