こんばんは。
昨日の社保庁の発表には驚きましたね。
標準報酬の改ざんが疑われるケースが約6万9000件あるという・・・。
ただ、この数字も増える可能性が高いとの見方が有力的。
そして、桝添構成労働大臣が、組織的関与であると認めたのにも
これまた驚き・・・大臣も少々呆れ気味に会見していたのが印象的でした。
標準報酬を下げ、控除する保険料も下げるのであれば、
明細を見て防衛する手立てがありますが、保険料をそのままに
されてしまっては社員の皆さんは、なかなか気が付く手立てがありません。
制度の社会的な使命を忘れて、ご都合主義に走ってしまった
これらの改ざんは、あってはならないことです。
またしても社会保険制度の信頼を根底から揺るがす問題だけに、
非常に残念です。
こうした改ざんは年金額だけでなく、健康保険の給付の額にも影響が
出る可能性もあります。
善意の被保険者が不利益を被らないよう、記録の回復には、
非常に困難が伴いますが、きちんとした対応を求めます。
もう、これ以上国民の信頼を失うことのないよう願うばかりです。
今日も顧問先の社長に、この件でぼやかれてしまいました。
(半分冗談、半分本気!?)
社労士として立場上、非常に辛い問題であります。
関東地方、明日は嵐の予感。
雨台風のようですが、お仕事の方はお気をつけください。