昨日の夕方、地元社保事務所から、新適の事業所の処理が
終わったとの連絡をもらいました。
「待ってたよぉ~!!」
お客様といっしょに、首を長~くして待っていたので、午前早々に
社保へ取りに伺うと、フロアは順番待ちの方であふれていました。
皆さんの冷たい視線を感じながら、別室へ通され無事に受理してそそくさと
退散しました
さて、今回新適をした会社の中に、社保の加入に関して、
数ヶ月かけて社長を口説き落とした会社がありました。
当初その社長は社保の加入に関して、かなり躊躇している様子でした。
理由として、①多額の経費がかかる②社会保険庁の一連の不祥事が
けしからんの2点でした。
以上2点について、不祥事は言語道断であること、そして社会保険制度は
単なるコストではないと説明させていただきました。
「何のためにこの制度が存在しているのか?」これが説明できるのは、
社労士しかいません。
これが抜けてしまうと、前述のように単なるコストと捕らえられて
しまうのです。
それは明らかに間違いですし、逆に企業として大きな損失
につながるでしょう。
前述の社保加入に際して①②の理由でためらっているとしたら、
それは判断ミスといえるでしょう。②について言えば、昨今のメディア
による報道に大きく影響されているだけです。
後期高齢者医療制度、年金制度に関するこのところ報道について、
私は少々疑問を感じています。
「何のために?なぜ存在しているのか?問題点はどこ?」という基本的
な議論を忘れずに、冷静に判断したいものです。
そんな人間の判断力の危うさを、この本では指摘しています。
参考になります。
- 「判断力」の磨き方 (PHPビジネス新書 35)/和田 秀樹
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